デビットカードはVisaとJCBどっちがいい?違いを比較し選び方を解説

監修者

TFPグループ 代表取締役 田中壮
田中壮

2009年、株式会社STEPに入社し、システム開発を担当。市川市消防局でのレスキュー隊の経験を経て、2013年にプルデンシャル生命保険株式会社に入社し保険業界へ。2014年には個人保険販売ランキングで全社営業マン約4,000人中4位となり、2015年に営業所長に就任。その後、保険代理店(株式会社イコールワン)を共同創業。2018年に株式会社TFPグループを設立し、代表取締役に就任。自身はMDRT(生命保険・金融サービスの専門家が所属するグローバル組織)2024年度TOT(トップ・オブ・テーブル/最上級の資格)基準を達成。

デビットカードを発行する際、多くの人が悩むのが「Visa」と「JCB」のどちらの国際ブランドを選ぶかという点です。
国内外での使える場所の多さや、ポイント還元率、特典など、両者にはそれぞれ特徴があります。
この記事では、VisaとJCBの具体的な違いを7つの項目で詳しく比較し、利用シーンに合わせた最適なカードの選び方を解説します。

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目次

【結論】利用シーンで選ぼう!VisaとJCBの強み早わかり表

デビットカードのVisaとJCBのどちらを選ぶかは、主にどこでカードを利用したいかによって決まります。
両者の強みを比較すると、海外旅行や海外のネットショッピングでの利用が多いなら、世界No.1のシェアを誇るVisaが便利です。

一方で、日本国内での利用が中心で、独自の特典やキャンペーンを重視するならJCBにメリットがあります。
この違いを理解し、自分のライフスタイルに合ったブランドを選ぶことが重要です。

デビットカードのVisaとJCB、7つの重要項目で徹底比較

デビットカードの国際ブランドを選ぶうえで、VisaとJCBの違いを具体的に把握することが大切です。
ここでは、「加盟店数」「ポイント還元」「特典・優待」「海外利用」「タッチ決済」「セキュリティ」「デザイン性」という7つの重要な項目で両ブランドを徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットを明らかにします。

この比較を通じて、どちらのブランドが自分に適しているか判断する材料を提供します。

【加盟店数】国内外で使える場所はどれくらい違う?

加盟店数における主な違いは、利用できるエリアの広さです。
Visaは世界200以上の国と地域で利用でき、加盟店数は1億店以上とされています。そのため、海外旅行や海外の通販サイトを頻繁に利用するならVisaが有利です。

一方、JCBは日本発の国際ブランドであり、国内の加盟店数は豊富で、日常的な買い物で困ることはほとんどありません。
また、日本人観光客の多いハワイやグアム、アジア諸国でも加盟店網を拡大しており、独自の優待を受けられる場合があります。

【ポイント還元】同じ銀行でもブランドによって還元率は変わる?

ポイント還元率は、同じ銀行が発行するデビットカードでも、選ぶ国際ブランドによって違いが生じる場合があります。

デビットカードを選ぶ際は、発行を希望する銀行のブランドごとの還元率の違いを確認することが、よりお得に利用するための重要なポイントです。

【特典・優待】JCB独自のキャンペーンや特典は見逃せない

特典や優待内容には、両ブランドで明確な違いがあります。
JCBは日本国内の利用者に向けた独自の特典が充実している点が大きな魅力です。
例えば、特定のパートナー店でポイント還元率がアップする「JCB ORIGINAL SERIES パートナー」や、ディズニー関連のキャンペーンを定期的に実施しています。

また、世界主要都市に設置された「JCBプラザラウンジ」では、日本語でのサポートや観光情報の提供を受けられます。
これらの特典を重視するなら、JCBブランドを選ぶ価値は高いでしょう。

【海外利用】海外ATMでの現金引き出しや手数料の違い

海外で現地通貨を引き出す際、Visaは「PLUS」ネットワークに対応したATMで利用可能です。JCBカードは、JCBロゴやCirrusロゴのあるATMで利用できる場合がありますが、カードの種類によっては海外キャッシングや海外預金引き出し機能が付帯していない場合もあります。世界的に見ると、ATMネットワークの対応状況は常に変動しており、利用可能な場所の多さは時期や地域によって異なります。

海外でカードを利用する際にかかる手数料は、主に国際ブランドが設定する為替レートに含まれる為替手数料と、カードを発行する会社が設定する海外事務手数料の二重構造になっています。そのため、手数料の違いは、国際ブランドとカード発行会社の両方によって決まります。

【タッチ決済】対応状況と使いやすさの比較

タッチ決済機能は、Visa・JCBともに搭載されたデビットカードが増えており、国内の主要なコンビニやスーパーマーケット、飲食店などで利用できます。
Visaは「Visaのタッチ決済」、JCBは「JCBコンタクトレス」という名称で提供されています。
両者を比較すると、世界的な普及度ではVisaのタッチ決済が先行しており、海外のさまざまな店舗で利用できる場面が多いです。

国内利用がメインであれば大きな差はありませんが、海外での利用も想定するならVisaの方が利便性は高い傾向にあります。

【セキュリティ】不正利用に対する補償体制

セキュリティに関しては、VisaとJCBのどちらのブランドも不正利用に対する補償制度を設けており、安心して利用できる体制が整っています。
ただし、補償期間は国際ブランドではなく、個別のカード会社によって異なる場合があります。
具体的な補償内容や適用条件は、国際ブランドのルールに加えて、デビットカードを発行する各銀行の規定に基づきます。

カードの紛失や盗難、ネットショッピングでの不正利用が発覚した際に、所定の手続きを行えば被害額が補償されるのが一般的です。
この点を比較してブランドを決める際は、個別のカード会社の補償期間を確認すると良いでしょう。

【デザイン性】キャラクターデザインなどカード券面の選択肢

カード券面のデザイン性には、ブランドごとに選択肢の違いが見られます。
特にキャラクターデザインのカードを希望する場合、JCBブランドの方が豊富なラインナップを揃えている傾向があります。
代表的な例がディズニー・デザインのカードで、多くのカード発行会社がJCBブランドで提供しています。

他にも、銀行によってはサンリオキャラクターなど、特定のデザインをJCBブランド限定で用意している場合があります。
デザインにこだわりたい場合は、JCBブランドのデビットカードが有力な選択肢となるでしょう。

比較結果からわかる!あなたに最適なデビットカードの選び方

ここまでの7つの項目での比較結果を踏まえ、どのような人がどちらのブランドに向いているのか、具体的な選び方を解説します。
海外利用の頻度、国内での特典の重視度、あるいはすでに持っているカードとの組み合わせなど、自身のライフスタイルに合わせた最適な一枚を見つけるための視点を提供します。
この比較を参考に、自分にとって最もメリットの大きいデビットカードを選びましょう。

海外旅行や海外通販での利用がメインならVisaがおすすめ

海外へ行く機会が多い方や、海外のオンラインショップで頻繁に買い物をする方には、Visaブランドのデビットカードが最適です。
世界No.1の加盟店ネットワークを誇るため、「この店で使えるだろうか」と心配する場面が少なく、決済で困ることがほとんどありません。

また、海外ATMの対応数も多いため、現地通貨が必要になった際もスムーズに引き出せます。
世界中どこでも安心して使える一枚を持ちたいなら、Visaを選んでおけば間違いないでしょう。

国内での買い物や特典を重視するならJCBがおすすめ

JCBブランドは、日本国内での利用に強みを持つとされており、国内の加盟店数も多いため、日常的な支払いにおいて不便を感じることは少ないでしょう。ディズニー関連のキャンペーンや特定の店舗での優待など、JCB独自の魅力的な特典も多く、国内でよりお得にカードライフを送りたい方に適しています。

すでに持っているクレジットカードのブランドで決めるのも一手

デビットカードを選ぶ際、すでに保有しているクレジットカードの国際ブランドを考慮するのも賢い方法です。
例えば、Visaのクレジットカードを持っているなら、デビットカードはJCBを選ぶといった選択が考えられます。
これにより、万が一メインのカードが使えない店舗に遭遇した場合でも、もう一方のブランドで決済できる可能性が高まります。

異なるブランドを組み合わせることで、利用できる店舗の範囲が広がり、決済手段のリスクを分散させることが可能です。

発行したい銀行の特典で選ぶ(楽天銀行・住信SBIなど)

デビットカードは銀行口座と紐づいているため、利用したい銀行が決まっている場合は、その銀行が提供するカードの特典でブランドを選ぶのが合理的です。
前述の通り、楽天銀行のデビットカードは、JCB、Mastercard、Visaのいずれのブランドでも利用100円ごとに1ポイント還元(還元率1%)です。
また、住信SBIネット銀行のデビットカードは、スマートプログラムのランクに応じてポイント還元率が変動するなど、銀行独自のプログラムと連携しています。

自分がメインバンクとして利用する銀行のデビットカードのサービス内容を詳しく確認し、最もメリットの大きいブランドを選択しましょう。

Visa・JCBのデビットカードに関するよくある質問

デビットカードのブランド選択に関して、多くの方が抱く疑問について解説します。
年齢制限や年会費、特定店舗での利用可否など、VisaとJCBの違いに関連するよくある質問に回答します。
これらの情報を参考に、ブランド選択における最終的な疑問や不安を解消してください。

Q. 中学生や高校生でも作れるデビットカードはどちらのブランドが多いですか?

デビットカードを作成できる年齢は、国際ブランドの違いではなく、カードを発行する銀行によって定められています。
多くの銀行では、15歳以上(中学生を除く)を申し込みの対象としています。
そのため、VisaかJCBかというブランドによって、作りやすさに大きな違いはありません。

Q. VisaとJCBで年会費に違いはありますか?

デビットカードの年会費は、国際ブランドの違いではなく、発行元の銀行が決定します。
VisaとJCBのどちらを選んでも、同じ銀行のカードであれば年会費は同額であることがほとんどです。
現在、多くの銀行ではデビットカードの年会費を無料としています。

Q. コストコなど、どちらかのブランドしか使えないお店はありますか?

はい、あります。
例えば、倉庫型店舗のコストコで利用できる国際ブランドはMastercardのみとなっており、VisaやJCBのデビットカードおよびクレジットカードは使用できません。

このように、特定の店舗では利用できる国際ブランドが限定される場合があるため注意が必要です。

まとめ

デビットカードのVisaとJCBのどちらを選ぶべきか、7つの項目で比較してきました。
両者の最も大きな違いは、Visaが世界的な加盟店網を持つ一方、JCBは国内向けの特典や独自のキャンペーンに強い点です。
海外での利用を重視するならVisa、日本国内でのお得さを追求するならJCBが基本の選択肢となります。

この記事での比較を参考に、ご自身のライフスタイルや利用目的に合わせて、最適なブランドの違いを見極めてください。

執筆者

田中 壮のアバター 田中 壮 株式会社TFPグループ代表取締役

2009年、株式会社STEPに入社し、システム開発を担当。市川市消防局でのレスキュー隊の経験を経て、2013年にプルデンシャル生命保険株式会社に入社し保険業界へ。2014年には個人保険販売ランキングで全社営業マン約4,000人中4位となり、2015年に営業所長に就任。その後、保険代理店(株式会社イコールワン)を共同創業。2018年に株式会社TFPグループを設立し、代表取締役に就任。自身はMDRT(生命保険・金融サービスの専門家が所属するグローバル組織)2024年度TOT(トップ・オブ・テーブル/最上級の資格)基準を達成。

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