🎮 配信用PC 初心者向けスペック&おすすめ5選【2026年】

/ 読了目安:10分

ゲーム配信を始めたいけど、どんなPCが必要?」「Vtuberデビューしたいけど予算はどのくらい?」——総務省「令和5年版 情報通信白書」によると、動画配信サービスの利用率は全年代で増加傾向にあり、特に10〜20代では約70%が何らかの動画配信サービスを視聴しています。配信者側も増加しており、「配信用PC」の需要はここ数年で急速に拡大しています。

しかし、配信用PCは通常のゲーミングPCとは求められるスペックが異なります。ゲームを動かしながら、同時に配信ソフト(OBS Studio等)でエンコード・配信するという二重の負荷がかかるため、ワンランク上のスペックが必要になるのです。

この記事では、配信の種類別に必要なスペックOBS Studioの推奨設定予算別おすすめ構成5選を2026年最新版で解説します。

配信の種類別・必要スペック一覧

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「配信」と一口に言っても、その内容によって必要なPCスペックは大きく異なります。以下の4つのカテゴリに分けて解説します。

配信の種類CPUメモリGPU予算目安
雑談・歌枠(カメラ+マイクのみ)Core i5/Ryzen 516GB内蔵GPU or GTX 166010〜15万円
ゲーム配信(軽量ゲーム)Core i5/Ryzen 516GBRTX 406015〜20万円
ゲーム配信(重量級ゲーム)Core i7/Ryzen 732GBRTX 4060 Ti〜407020〜30万円
Vtuber配信(3Dアバター+ゲーム)Core i7〜i9/Ryzen 7〜932〜64GBRTX 4070〜408025〜40万円
💡 なぜ配信はゲーム単体より高スペックが必要?
配信では「ゲーム処理」と「映像エンコード+配信送出」を同時に行います。ゲーム単体なら快適に動くスペックでも、OBSを同時に動かすとCPU・GPU・メモリすべてに追加負荷がかかるため、ワンランク上のスペックが推奨されます。

OBS Studio の推奨スペックと設定

OBS Studioは配信者の90%以上が使用する無料の配信ソフトです(OBS Project公式サイトより)。OBSの配信品質はPCスペックと設定の組み合わせで決まります。

エンコーダーの選択が最重要

OBSの映像エンコードには大きく2つの方式があります。

エンコーダー処理元メリットデメリット
NVENC(NVIDIA)GPUCPU負荷が極めて低い。ゲームしながらでも安定NVIDIA GPU必須
x264CPU画質がやや良い(同ビットレート比)CPU負荷が非常に高い。ゲームと同時は厳しい

結論:ゲーム配信には NVENC 一択です。NVENCはNVIDIA GeForce GTX 1660以降のGPUに搭載されており、CPUにほぼ負荷をかけずに配信エンコードが可能です。これが「配信にはNVIDIA GPUを推奨する」最大の理由です。

OBS推奨設定(1080p 60fps配信)

設定項目推奨値備考
出力解像度1920×1080YouTube/Twitchの標準
フレームレート60fpsゲーム配信は60fps推奨
エンコーダーNVENC(new)NVIDIA GPU使用時
ビットレート6,000 KbpsYouTube推奨値
プリセットQualityPerformance〜Max Qualityから選択

配信用PCのCPU・GPU選び

CPUの選び方

NVENCを使う場合、CPUの役割は「ゲーム処理」がメインになります。ただし、OBSのシーン切り替え・アラート処理・チャット表示等もCPUが担当するため、ある程度の余裕が必要です。

GPUの選び方

配信用GPUは「ゲーム描画」と「NVENC配信エンコード」の二役を担います。

GPUVRAM対応可能な配信
GTX 1660 SUPER6GB雑談配信・軽量ゲーム配信
RTX 40608GBフルHDゲーム配信(中〜高画質)
RTX 4060 Ti8/16GBフルHDゲーム配信(最高画質)
RTX 407012GBWQHD配信・Vtuber(2Dアバター)
RTX 4070 Ti SUPER16GB4K配信・Vtuber(3Dアバター+ゲーム)

価格.comのデスクトップPC選び方ガイドでは、最新のゲームプレイや動画配信には Core i7/Ryzen 7以上 + 独立GPU搭載モデルが推奨されています(出典: 価格.com デスクトップパソコンの選び方)。

メモリ・ストレージの選び方

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メモリは32GBが安心ライン

配信では以下のソフトが同時に動きます。

合計すると16〜27GBのメモリを消費する可能性があり、16GBではギリギリです。32GBあれば安心して配信に集中できます。

ストレージ構成

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予算別おすすめ構成5選【2026年版】

以下の構成例はBTOパソコン(ドスパラ・マウスコンピューター・パソコン工房等)の2026年4月時点の価格帯を参考にしています。

① 雑談配信向け(10〜15万円)

CPUIntel Core i5-14400F
メモリ16GB DDR5
GPUNVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER
ストレージNVMe SSD 500GB
向いている人顔出し雑談・歌枠・お絵描き配信

② 軽量ゲーム配信向け(15〜20万円)

CPUIntel Core i5-14400F / AMD Ryzen 5 7600
メモリ16GB DDR5
GPUNVIDIA GeForce RTX 4060
ストレージNVMe SSD 1TB
向いている人Apex Legends・Valorant等のFPSをフルHD配信

③ 重量級ゲーム配信向け(20〜25万円)

CPUIntel Core i7-14700F / AMD Ryzen 7 7700X
メモリ32GB DDR5
GPUNVIDIA GeForce RTX 4060 Ti
ストレージNVMe SSD 1TB + HDD 2TB
向いている人原神・FF14等の重いゲームをフルHD最高画質で配信

④ Vtuber配信向け(25〜35万円)

CPUIntel Core i7-14700KF / AMD Ryzen 7 7800X3D
メモリ32GB DDR5
GPUNVIDIA GeForce RTX 4070
ストレージNVMe SSD 2TB
向いている人VTube Studio + ゲーム + OBS を同時に動かすVtuber

⑤ プロ配信者向け(35万円〜)

CPUIntel Core i9-14900KF / AMD Ryzen 9 7950X
メモリ64GB DDR5
GPUNVIDIA GeForce RTX 4080 SUPER
ストレージNVMe SSD 2TB + NVMe SSD 2TB
向いている人4K配信・3Dアバター+重量級ゲーム・複数カメラ配信

配信初心者がやりがちな失敗3選

失敗1: AMD GPUを選んでしまう

AMD Radeon GPUはゲーム性能自体は優秀ですが、配信エンコーダー(AMF)の品質がNVIDIA NVENCに比べて劣ります。配信メインならNVIDIA一択です。

失敗2: 回線速度を無視する

いくらPCスペックが高くても、インターネット回線が遅ければ配信は途切れます。上り速度 15Mbps以上(できれば50Mbps以上)が推奨です。光回線(FTTH)の有線接続が理想的です。

失敗3: 周辺機器をケチる

PC本体に予算を全振りして、マイクやWebカメラを安物で済ませるパターンです。視聴者にとって音質は映像以上に重要です。最低でもコンデンサーマイク(5,000〜10,000円)を用意しましょう。

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よくある質問

ゲーム配信に必要なPCスペックは?

CPU: Core i7/Ryzen 7以上、メモリ: 32GB以上、GPU: RTX 4060以上が推奨です。配信ソフトとゲームを同時に動かすため、通常のゲーミングPCよりワンランク上のスペックが必要です。

配信用PCの予算はどのくらい?

雑談配信のみなら10〜15万円、ゲーム配信なら18〜25万円、Vtuber(3Dアバター)配信なら25〜40万円が目安です。

配信にはNVIDIAとAMDどちらのGPUがいい?

配信にはNVIDIA GeForceシリーズを強く推奨します。NVENCはOBSの配信エンコードに最適化されており、CPU負荷を最小限に抑えながら高画質な配信が可能です。

ノートPCでも配信はできる?

可能ですが、発熱・騒音・スペック制限の問題があります。本格的な配信にはデスクトップPCを推奨します。外出先での配信にはゲーミングノート(RTX 4060搭載以上)が選択肢になります。

配信に必要な回線速度は?

上り速度15Mbps以上が最低ライン、50Mbps以上が推奨です。光回線(FTTH)の有線接続が理想的です。Wi-Fiは不安定になりやすいため、可能な限り有線接続を使いましょう。

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