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子供2人家庭で年収はいくら必要?必要な費用と理想年収について解説

2024.10.09
子供2人家庭で年収はいくら必要?必要な費用と理想年収について解説

※この記事は商品プロモーションを含むことがあります。

子供が2人いる家庭は、当然子どもが1人の家庭よりも支出が多くなります。しかし、具体的にどのくらいの年収が必要なのかよく分からないという方も少なくありません。本記事では、子供がいる世帯の平均年収や4人家族の理想の年収、子供2人にかかる教育資金について詳しく紹介します。

将来的に安心できる年収が分かれば、家族計画を前向きに考えられる方も多くいるでしょう。本記事でお伝えする情報を参考に、ぜひ子供2人の家族の年収や教育資金についての理解を深めてください。


なお、Moneyforce(マネーフォース)が展開する「Moneyforce家計診断」では、効果的な資産形成を目指した家計相談を、「無料で何度でも」ご相談いただけます。

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  • 「子供のための教育資金を効率よく貯めたい」
  • 「大学卒業までに必要な教育資金を知りたい」
  • 「子供2人家庭の平均年収や理想年収が知りたい」

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監修者

2級ファイナンシャル・プランニング技能士/証券外務員一種

西郷 勢矢

静岡県出身。大学卒業後金融業へ就職。2024年には証券外務員一種を取得。得意分野は住宅ローン、NISA、保険など。保有資格は「証券外務員一種」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」。

子供が2人いる家族の年収はいくら必要?子供のいる世帯の平均年収と中央値

子供が2人いる家庭の年収はいくら必要なのか、ここで、平均年収とその中央値について紹介します。まずは児童がいる家庭の年収についてみていきましょう。

厚生労働省の調査によると、2022年は全体の平均が524.2万円なのに対し、児童のいる世帯の平均年収は812.6万円です。「児童がいる世帯」の児童は、1人や3人以上など様々な世帯の形があり、子供が2人とは限りません。

また、全体の年収からみる中央値は405万円です。児童がいる世帯の平均年収と比べると、中央値は半分以下であることが分かります。

※参照:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況各種世帯の所得等の状況」

【基礎知識】年収・手取りの考え方

年収について考える場合、基礎的な知識として「世帯年収」「手取り」のそれぞれについて正しく理解しておく必要があります。まず下記表で、簡単にまとめた特徴をみていきましょう。

種類内容
世帯年収同じ住所・同じ家計の家庭の中で得た年収
共働きであれば夫婦両方の収入を合計金額
手取り得た年収から税金や保険料などが引かれて残った金額

例えば、通常の会社員の場合、源泉徴収票に記載されている「支払い金額」を全て合わせた金額が年収になります。手取りは、この年収から税金や社会保険料などを引いているため、額面上の年収よりも金額が低くなるのが特徴です。

仮に、夫の年収が400万円、妻の年収が100万円となると、世帯年収は500万円になります。そこから、税金や保険料が約100万円引かれた場合、手取りは400万円です。

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子供2人育てるために理想の年収はいくら?【4人家族】

子供2人を育てるためには、どのくらいの年収が理想なのかを紹介します。

  • 学費を考えると年間100万円以上貯金できるのが理想
  • 世帯年収が900万円ほどあると理想

子供にかかるお金として特に重要なのが教育費です。学費を考慮し、貯金は年間でいくらくらいすべきか、4人家族の年収として理想となるのはどの程度なのかをみていきましょう。

学費を考えると年間100万円以上貯金できるのが理想

教育資金は子どもを育てる上で非常に重要です。子供を育てるためには、よく「子供1人につき1,000万円必要」といわれています。子供1人1,000万円の教育資金と考えた場合、単純計算で年間100万円ほどの貯金が理想といえるでしょう。

通う学校が公立か私立かによっても異なりますが、一般的な公立に通う場合を想定すると、年間で100万円の貯金ができれば安心です。これは子供1人あたりの貯金額となるため、2人であれば倍の200万円を貯金できれば何の問題もありません。

世帯年収が900万円ほどあると理想

本記事でもお伝えしているように、児童がいる世帯の平均年収は812.6万円です。年収が1,000万円未満の場合、手取り額は額面給与のおよそ70%〜80%となります。この数値に当てはめると、812.6万円の場合、約568.8万円〜650万円が手取りです。

年100万円の貯金を行った場合、下記のように手取り額のおよそ18%を貯金することになります。

  • 568.8万円の18%=102.4万円
  • 650万円の18%=117万円

こうした結果を見ると、普段の生活に支障なく年間100万円を貯めるためには、世帯年収が900万円ほどあることが理想です。世帯年収が900万円の場合、手取り額は約630万円、貯金の割合は16%で済むため、無理なく貯蓄が可能です。

子供2人育てるためにかかる費用について

子供2人を育てるためにかかる費用として、特に重要となるのがやはり教育資金です。

幼稚園から大学(4年間)までの学費目安

まずは下記表をご覧ください。

教育機関必要資金:公立必要資金:私立
幼稚園約47万円約93万円
小学校約211万円約999万円
中学校約161万円約430万円
高等学校約154万円約315万円
大学約230万円理系:272万円
文系:233.8万円
参照:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」
参照:日本政策金融公庫「令和3年度「教育費負担の実態調査結果」

合計すると、公立の場合は幼稚園から高等学校で573万円、私立では1,837万円となり、そこにさらに大学の費用も加算されます。

公立であっても、大学4年生までの合計教育費は803万円となっており、少し余裕をもって考えてもやはり1,000万円程度必要といえるでしょう。

また、この数値は子供1人にかかる教育費です。子供が2人の場合、単純計算でこの倍の費用がかかるということを頭に入れておきましょう。

子育てにかかる費用で負担が大きいのは教育費

子育てには様々な費用が必要になりますが、上記でもお伝えしているように、教育費は1,000万円を目安に考える必要があります。そのため、様々な資金の中でも特に負担が大きく、教育資金に関する不安や心配を抱えている家庭も少なくありません。

ソニー生命が行った調査によると、子供の教育費を負担と感じる方の割合は下記表の通りです。

就学段階別負担が大きいと感じる割合
未就学児59.7
小学生57.3
中高生74.2
大学生78.2
参照:ソニー生命「子どもの教育資金に関する調査2024」

どの就学段階でも、教育費を負担に感じる保護者は半数以上いることが分かりました。特に中高生や大学生の場合、7割以上が教育費を負担と感じています。

子供2人の家族4人の家計簿・生活費シミュレーション

具体的に、子供が2人いる4人家族の場合、生活費はなににどのくらいかかるのかシミュレーションしてみましょう。平均的な金額としては、下記のような数値が当てはまります。

項目費用
食費7万円
住居費12万円
水道光熱費2万円
通信費1万円
被服1万円
医療保健3万円
交通費2万円
教育費5万円
旅行・娯楽費5万円
その他(貯金や小遣いなど)3万円
合計41万円

上記は年収800万円の都市部を想定しているため、居住エリアが地方などの場合は、これらの金額よりも低く抑えることができるでしょう。教育費は5万円となっていますが、子供の年齢や受験の有無、学校外の学習などにより大きく異なるため注意してください

また、年収800万円は高所得に思われがちですが、収入がそこそこあるとどうしても使用頻度が多くなってしまい、中々貯められないという家庭は少なくありません。

年収800万円でも貯金がうまくできない、子供の教育費が不安という方は、「Moneyforce家計診断」に相談してみることをおすすめします。プロにアドバイスをもらったり家計の見直しをすることで、教育費の負担を減らし余裕のある生活を手にすることができるでしょう。

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子育て費用の負担を減らすためにやるべきこと

子育て費用の負担を少しでも減らすためには、下記4つの項目を意識することが大切です。

  • 新NISAやiDeCo等で資産運用する
  • 固定費を見直して支出を減らす
  • 共働きをする
  • 収入を増やせないか検討する

それぞれの内容について、下記で詳しくみていきましょう。

新NISAやiDeCo等で資産運用する

新NISAやiDeCoを利用し、効率的な資産運用を視野に入れておきましょう。毎月コツコツ積み立てることで、教育資金をしっかりと貯めることができます。

資産運用の種類特徴
新NISA運用益が非課税となる
好きなタイミングで売却可能
iDeCo老後のための積立で受け取りは60歳以降

iDeCoは、公的年金だけでは不足してしまう老後のための資金を積み立てる制度となっているため、子供の教育資金のための積み立ては新NISAを活用する方がほとんどです。

新NISAでは、本来であれば利益にかかるはずの税金がかからず再投資に回せるので、効率的な資産形成が可能となるでしょう。また、新NISAでは口座開設期間が撤廃されているので、自分のタイミングで好きな時に資産運用をスタートできます。

さらに、新NISAは好きなタイミングでの売却が可能です。ライフイベントなどに合わせた運用ができるため、将来設計もしやすく、もしもの備えにもなるため安心です。

固定費を見直して支出を減らす

固定費の見直しは、家計からの支出を減らすために欠かせません。「固定費」と聞くと、節約をすることができず必ず毎月支払わなければいけないと考える方もいますが、実際、固定費は見直しすることでかなりの額を抑えることが可能です。

固定費の見直しは、主に下記の種類を重点的に行いましょう。

  • 住宅費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 生命保険料
  • サブスク
  • クレジットカード

例えば、近年様々な形のサブスクがありますが、これを機に見直すのをおすすめします。タイプによっては月々の支払いが1,000円など安く思われますが、年間で見ると最低でも1万2,000円かかります。1万円以上の支出をしてでも続けるべきかどうか、今一度考えてみましょう。

また、生命保険の内容の見直しもおすすめです。不要な保障で保険料が高くなっているケースも少なくありません、今の現状に合った保険内容になっているかを見直すことで、支出を抑えることに繋がります。

家計の負担を減らすには、こうした固定費の見直しが大切です。まずは今何にどのくらいの費用がかかっているかを明確にし、安くできる部分をしっかり洗い出していきましょう。

2級ファイナンシャル・プランニング技能士/証券外務員一種

西郷 勢矢

継続的に節約効果を得るためには、固定費の見直しが重要です。ひとつひとつの節約金額は小さくても、固定費としての支出を減らせば毎月の生活費が抑えられます。結果的にみると年間数万円以上の節約になり、長く継続すればさらに生活に余裕が出てくるでしょう。

共働きをする

教育費の負担を減らしつつ生活にゆとりをもたせるためには、共働きもひとつの方法です。子供がまだ小さい場合、家を空けることを不安に思う方も多くいるでしょう。実際、未就学児を抱えての仕事は大変で、働き口を見つけるのも苦労します。

しかし、小学生に上がれば時間の融通も多少利くようになります。高学年にもなれば家庭外で過ごす時間がさらに増えるため、これまで以上に働きやすくなるでしょう。

1馬力の年収に頼るのではなく、夫婦で協力することでより効率的に年収を高めることができます。成果を迅速に出すことも期待できるので、子供の年齢や状況に合わせ、共働きで負担を軽くすることを視野に入れておきましょう。

2級ファイナンシャル・プランニング技能士/証券外務員一種

西郷 勢矢

扶養内で働く場合、働き損にならないために「130万円の壁」を意識しましょう。130万円を超えると、社会保険料を自分で納めなければいけません。会社で加入できない場合、国民年金や国民健康保険料の支払いが必要になります。

131万で、仮に月3万円の支払いと考えると、年間で給与が36万円減少してしまい、手取り額は実質95万円です。所得税や住民税の負担もあるため、130万円の壁を超えないよう調整しながら働きましょう。

収入を増やせないか検討する

負担を軽減させる方法としてもっとも単純なのが、収入を増やすという点です。現在は様々な形の働き方があり、多種多様なやり方で収入が得られます。

副業として空いた時間を有効活用したり、ハンドメイドの制作・販売やフリマアプリを活用したりなどがあり、子供が小さくても自分の都合で進められるのでおすすめです。

こうした仕事は、基本的に自宅でできることがほとんどなので、「子供が小さいから働けない」という悩みの解決にも繋がります。

子供が2人いる家族の適切な年収を知りたいなら「Moneyforce家計診断」がおすすめ

「Moneyforce家計診断」は、納得できるまで何度でも無料相談が可能です。「子供の教育資金を貯められない」「老後どのくらいの資金が必要か分からない」「新NISAやiDeCoについて詳しく知りたい」など、お金に関する様々な悩みや疑問に向き合ってくれます。

子供の教育資金や老後資金はもちろん、住宅購入やローンの悩み、資産運用の悩み、相続・贈与・終活など、今現在の悩みから将来の不安まで、様々な相談ができる「Moneyforce家計診断」は、心強いパートナーとなってくれるでしょう。

「Moneyforce家計診断」に在籍しているファイナンシャルプランナーは、独自審査に通過した優秀なプロばかりです。ネットで簡単に予約できるので、ぜひ一度相談をしてみましょう。悩みが漠然としていても問題ありません。プロと話をすることで、具体的な悩みや解決すべき問題が見えてくることもあるため、まずは問い合わせてみてください。

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まとめ

「子供の教育費は1,000万円必要」といわれています。かかる費用の項目は異なりますが、未就学期から大学まで継続してお金がかかるため、家計の中で大きな負担となってくるでしょう。

本記事では、子供が2人いる家庭の理想の年収や2人を育てるためにかかる費用、子育ての費用負担を減らすために出来るポイントについて紹介しました。

お金の悩みを解消しつつ安心して子育てができるよう、ぜひ本記事で紹介した情報を参考にしてください。


なお、Moneyforce(マネーフォース)が展開する「Moneyforce家計診断」では、効果的な資産形成を目指した家計相談を、「無料で何度でも」ご相談いただけます。

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監修者

2級ファイナンシャル・プランニング技能士/証券外務員一種

西郷 勢矢

静岡県出身。大学卒業後金融業へ就職。2024年には証券外務員一種を取得。得意分野は住宅ローン、NISA、保険など。保有資格は「証券外務員一種」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」。

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