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「共働きなのにお金が貯まらない…」
「みんなどうやって家計の管理をしているんだろう?」
このように、2人分のお金の管理方法で悩んでいるご家庭は多いです。現在は共働き世帯が主流になりました。経済的な余裕がある一方、独身時代とは異なり収支の管理が難しくなります。
そこで、共働き世帯の家計の実態・3つの家計管理方法・貯金を増やすコツについて解説。家計全体の状況を把握できれば、貯金額アップが目指せます。忙しくて時間がない夫婦でも管理できる方法を紹介するので、参考にしてください。
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令和時代の夫婦は共働きが当たり前になっています。共働き世帯は、夫婦世帯全体の7割にも達しており、結婚・出産後も働いている女性が多いです。経済的な理由だけでなく、社会との関わりを持つために仕事を選ぶ方もいるでしょう。
そこで気になるのが、共働き世帯がいくら稼ぎ、何にいくら使っているのかです。世間の実態が把握できれば、あなたが家計を見直す際の基準になります。参考程度にご覧ください。
世間の共働き世帯は、月にいくら収入を得ているのでしょうか。周りに共働きの知り合いがいても、なかなか収入を聞くことはできません。
厚生労働省の調査結果から、実態を確認します。二人以上の世帯のうち、共働き夫婦の収入状況は以下の通りです。
世帯構成員 | 1ヶ月当たりの収入 |
---|---|
世帯主 | 46万8,193円 |
世帯主の配偶者 | 17万1,785円 |
他の世帯員 | 1万2,387円 |
勤め先収入合計 | 65万2,365円 |
参照元:厚生労働省「2023年家計調査(家計収支編)二人以上の世帯」
世帯収入は約65万円でした。世帯主が約47万円、配偶者が約17万円との結果になりました。
本調査結果の、世帯主の平均年齢は48.8歳、平均世帯人数は3.41人です。世帯収入額は、年齢や働き方、仕事によって当然異なってくるでしょう。あくまで参考程度ですが、共働き世帯は月に約65万円と生活には十分な収入を得ていることが読み取れます。
続いては支出について確認します。家計を上手に管理する上で重要なのは、収入と支出どちらも把握することです。
収入と同じく厚生労働省の家計調査から、共働き世帯の支出内訳を見ていきましょう。ご自身で家計簿をつけている場合は、比較しながらご覧ください。
項目 | 金額 |
---|---|
食料 | 8万8,050円 |
住居 | 1万7,755円 |
光熱・水道 | 2万3,891円 |
家具・家事用品 | 1万3,135円 |
被服及び履物 | 1万2,727円 |
保健医療 | 1万3,588円 |
交通・通信 | 5万6,169円 |
教育 | 2万0,552円 |
教養娯楽 | 3万3,892円 |
その他の消費支出 | 6万0,040円 |
消費支出計 | 33万9,799円 |
参照元:厚生労働省「2023年家計調査(家計収支編)二人以上の世帯」
先ほどと同じく、世帯主の平均年齢は48.8歳、平均世帯人数は3.41人です。総支出は約34万円で、最も多く占めているのは食料費の8万8,050円でした。住居の項目に住宅ローンは含まれていないため、住居費は少なくなっています。
世帯収入の平均は約65万円だったので、単純に考えると31万円貯金に回せることに。住宅ローンの負担があったとしても、老後までに余裕を持って資金を用意できるでしょう。
せっかく共働きで収入を増やしても、上手に管理できないと貯金は増えません。「相手が貯金しているだろう」と思い込み、2人ともお金を使いすぎる可能性もあります。
共働き夫婦のお金の管理方法は3パターンあります。夫婦で話し合い、どの方法を取り入れるか考えてください。
共働き夫婦の家計管理方法
家庭によって最適な方法は異なります。それぞれの特徴と選ぶポイントを解説するので、確認していきましょう。
2つの財布を、それぞれ別々に管理する方法です。例えば、家賃や通信費などの固定費を夫、食費や日用品費などの変動費を妻が負担するパターンが多いでしょう。残りは自由に使えるのがメリットで、趣味や娯楽にも遠慮なく使えます。
経済的にそれぞれが自立したい夫婦に最適の方法です。ただし、あらかじめ貯金額を決めておかないと、なかなか貯まらないことに。また、変動費を支払う側の精神的負担が大きいのもデメリットです。
片方が2つの財布を握り、もう一方にお小遣いを渡す方法も一般的です。収入・支出を一括管理できるため、貯金が貯まりやすいのがメリットです。早く目標額を貯めたい夫婦は、家計管理が得意な方がまとめて家計を管理しましょう。
妻が管理して、夫がお小遣い方式を取り入れている家庭は多数存在します。ただし、お小遣いを受け取っている側の不満が溜まる可能性があります。もう一方に何にいくら使ったかを提示できるよう、家計簿をつけて支出を共有するのがおすすめです。
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最初に決めた金額を、毎月共通口座に入金し、そこから家計の支出を行う方法です。残りは貯金に回せるため、干渉しすぎずお金も貯めたい夫婦にぴったりです。それぞれの収入に対して同じ比率で入金すれば、不公平感もありません。
残りは自由に使え、項目ごとにお金を割り振りする手間を省略できるメリットがあります。収入・支出の不透明さもなくメリットが大きい方法ですが、個人のお金を使いすぎるリスクもあります。自由に使えるお金が多いとはいえ、賢く貯めないと貯金は増えません。
共働き夫婦のお金の管理方法を3パターン解説しました。どの方法を取り入れたとしても、適当に管理していてはお金はなかなか貯まりません。
そこで、うまく貯金を増やすコツを5つ紹介します。「共働きなのに貯金が増えない…」と悩んでいる家庭は多いです。簡単な方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
共働き夫婦が貯金を増やすコツ
共働き夫婦は、お金に余裕があっても時間に余裕がありません。今すぐできるコツから始めて、貯金を増やしましょう。それぞれわかりやすく解説します。
共働き家庭は、収入に余裕がある分、どんぶり勘定になりがちです。まずは、家計簿をつけて何にいくら払っているのか明確にしてください。
大きな買い物はなくともランチ代やコンビニ代などが積み重なり、大きな金額になっている場合も多いです。家計簿で無駄な出費が見つかれば、節約を意識した行動が自然とできるでしょう。
家計簿は今すぐ始められ、貯金額アップへの第一歩です。今は紙ベースではなく家計簿アプリが主流に。銀行を連携できたりと、続けやすいのがメリットです。夫婦でアプリを共有し、節約ポイントを見つけてみましょう。
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ライフプランとは、「人生計画」のことです。ライフプランを立てれば、結婚や出産・家の購入など、長期的にいくら必要なのか見積もることができます。特に、人生の三大資金「住宅資金」「教育資金」「老後資金」は高額なので、時間をかけてコツコツ貯めないといけません。
お金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談し、生涯の収支状況を確認するのもよいでしょう。ご家庭のライフプランを具体的にイメージできれば、お金への不安も解決できます。
漠然とお金を貯めようと考えるよりも、目標額が決まっていたほうがお金は貯めやすくなります。車の購入や旅行など、数年以内に実現したいイベントを想像してください。夫婦2人で月2万円貯金すれば、1年後には24万円になるため海外旅行も夢ではありません。
着々と貯まっていくお金を見れば、節約へのモチベーションもアップします。貯金できる生活習慣が身につけば、目標額達成後もお金が自然と貯まるでしょう。貯めたお金は2人で使うものです。片方に任せるのではなく、夫婦で一緒に取り組んでください。
1つの口座で収入・支出を管理し、余剰分を貯金に回していると、お金はなかなか貯まりません。賢くお金を貯めている人は、生活費・貯蓄・余裕資金の3つの口座を使い分けています。給料が入ったらすぐ、事前に決めた貯金額を貯蓄口座に移しましょう。
貯金は「手取りの3割」が理想と言われています。世帯収入が手取り40万円なら12万円です。先に口座から引き出し、残りの28万円で生活しましょう。
給料日前に残っているお金をそのままにしておくと、使いすぎてしまうことになるかもしれません。さらに余裕資金として別で管理しておけば、貯蓄口座に手を出さずに済みます。
ある程度お金が貯まったら、資産運用も検討しましょう。日本の普通預金の金利は0.001%程度です。預けていてもお金は増えず、インフレによりお金の価値が実質的に目減りしてしまう危険性も。
上手に家計を管理している家庭は、お金を運用して増やしています。資産運用は長期・積立・分散することでリスクを抑えられるので、怖い話ではありません。
特に20代・30代の若い世代は、時間を味方につけて大きく増やすことができます。初めて資産運用する際は、政府も推奨するNISAやiDeCoがおすすめです。
夫婦で共働きをすれば、経済的な余裕が生まれ豊かな生活が送れるようになります。しかし、仕事や家事育児に追われ、家計管理がずさんになりがちです。貯金を重視するご家庭は夫婦どちらか一方に家計管理を任せるなど、最適な管理方法を見つけましょう。
まず最初にやるべきなのは家計簿をつけることです。お金の流れを可視化するだけで無駄な出費が見つかり、節約に繋がります。
家計簿アプリなら、夫婦で共有でき、労力をかけずに継続できるでしょう。家計に余裕が生まれれば運用も視野に入れ、上手にお金を増やしてください。
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