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手取り収入25万円なら額面・年収はいくら?少ない?世帯構成別の生活レベルや苦しい場合の改善策を解説

2024.03.27
手取り収入25万円なら額面・年収はいくら?少ない?世帯構成別の生活レベルや苦しい場合の改善策を解説

※この記事は商品プロモーションを含むことがあります。

「手取り25万円だと年収はいくらになるの?」
「世間では多い方?少ない方?」
「これから2人暮らしになるけど足りるか心配…」

このようにお悩みですか?お金の話は周囲に聞きにくく、手取り25万円という収入や生活レベルが気になる方は多いでしょう。

そこで、手取り25万円の額面および年収・相場より多いのか少ないのか・家族構成別の生活レベルについて解説します。足りなくて苦しい場合の改善策も2通り紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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手取り収入25万円の場合の額面・年収はいくら?

手取り収入25万円の場合の額面・年収はいくら?

手取りとは、実際に給与口座に振り込まれる金額のことで、税金や社会保険料が差し引かれたあとの金額です。まずは、手取り25万円の場合に額面・年収がいくらになるのか見ていきましょう。

項目月収年収
総支給額31万8,333円382万0,000円
所得税6,533円7万8,400円
住民税1万3,908円16万6,900円
健康保険1万6,000円19万2,000円
厚生年金2万9,280円35万1,360円
雇用保険1,910円2万2,920円
介護保険0円0円
手取り収入25万0,701円300万8,420円

手取り25万円のとき、月収は31万8,333円・年収は382万円になります。厚生労働省の調査によると、令和5年の労働者の平均月収は31万8,300円でした。(参照元:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査速報」)そのため、手取り25万円は日本人の平均的な賃金と判断できるでしょう。

手取り収入25万円は相場より低い?高い?性別・年代別で確認

手取り収入25万円は相場より低い?高い?性別・年代別で確認

手取り25万円は平均的とお伝えしましたが、捉え方は性別・年代によって異なります。手取り25万円が多いか少ないかは、ご自身の年齢・性別の平均値と比較すればわかりやすいです。

ここからは、年代別の平均年収を、男女それぞれ紹介します。手取り25万円のとき、年収は約382万円でした。ボーナス(賞与)があるときは、その分加算してご自身の年収を計算しましょう。

①男性の手取り収入25万円は相場より低い?高い?

男女平等の考えが定着しつつありますが、収入は男性のほうが高い傾向があります。男性の年代別平均年収はこちらです。

年齢平均年収
19歳以下137万円
20~24歳291万円
25~29歳420万円
30~34歳485万円
35~39歳549万円
40~44歳602万円
45~49歳643万円
50~54歳684万円
55~59歳702万円
60~64歳569万円
65~69歳428万円
70歳以上367万円
平均563万円

参照元:国税庁「民間給与実態統計調査結果(令和4年分)」

20代前半の男性で手取り25万円なら、平均より多くなります。20代後半からは年齢が上がるにつれて平均年収もアップするので、手取り25万円だと少ないと感じるでしょう。65歳以降で定年を迎えると収入も下がることから、手取り25万円でも多く感じるかもしれません。

②女性の手取り収入25万円は相場より低い?高い?

女性は出産でキャリアがストップするケースもあり、非正規雇用で働くことも多いです。そのため、男性に比べて平均年収は少なくなっています。女性の年代別平均年収はこちらです。

年齢平均年収
19歳以下114万円
20~24歳253万円
25~29歳349万円
30~34歳338万円
35~39歳333万円
40~44歳335万円
45~49歳346万円
50~54歳340万円
55~59歳329万円
60~64歳267万円
65~69歳227万円
70歳以上211万円
平均314万円

参照元:国税庁「民間給与実態統計調査結果(令和4年分)」

全年代を通して、手取り25万円の年収382万円を超えることはありませんでした。女性で手取り25万円もらっている方は、年齢にかかわらず平均より稼いでいると言えます。

手取り25万円でも足りないと感じている方に向けて、記事の後半では2つの改善策を紹介します。引き続きご覧ください。

世帯構成別の手取り収入25万円における生活レベル

世帯構成別の手取り収入25万円における生活レベル

手取り25万円が相場より多いか少ないかがわかりました。同年代の平均より少なかったとしても、生活スタイルによっては十分足りる可能性もあります。

ここからは、世帯構成別に手取り25万円の生活レベルを求めていきます

世帯構成別の生活レベル

  1. 1人暮らし
  2. 実家暮らしの独身
  3. 2人暮らし
  4. 4人家族

4つの世帯構成ごとに総務省統計局の家計調査結果から必要な生活費を求め、余裕があるかどうか見ていきましょう。

①1人暮らしは8万円程度の余裕がある

まずは、1人暮らしで必要な生活費を紹介します。

消費支出内訳金額
食料4万2,049円
住居2万3,799円
光熱・水道1万3,045円
家具・家事用品5,760円
被服及び履物4,447円
保健医療7,367円
交通・通信2万1,654円
教育2円
教養娯楽1万8,794円
その他の消費支出3万0,704円
消費支出計16万7,620円

参照元:総務省統計局「家計調査(家計収支編)調査結果家計調査[単身世帯]2023年」

1人暮らしの平均支出額は約17万円でした。手取り25万円-17万円=8万円も余裕がある計算になります。旅行を楽しんだり趣味に費やしたりしても、ゆとりある生活ができるでしょう。

ただし、いくら余裕があっても使いすぎには注意が必要です。あらかじめ貯金額を決めておき、残ったお金で生活しましょう。

②実家暮らしの独身は15万円以上の余裕がある

実家暮らしだと、1人暮らしよりもっと生活に余裕が生まれます。実家暮らしで必要な生活費はこちらです。

消費支出内訳金額
外食9,690円
被服及び履物4,447円
保健医療7,367円
交通・通信2万1,654円
教育2円
教養娯楽1万8,794円
その他の消費支出3万0,704円
消費支出計9万2,658円

参照元:総務省統計局「家計調査(家計収支編)調査結果家計調査[単身世帯]2023年」

1人暮らしの生活費から住居費、光熱・水道費、家具・家事用品費、外食以外の食料費を引いて実家暮らしの平均支出額を算出しました。その結果、実家暮らしの独身の1ヶ月あたりの生活費は約9.3万円でした。手取り25万円から引いて、15万円以上も余裕が生まれることに。

実家にお金を入れたとしても十分余裕はあるでしょう。今のうちに貯金を増やし、今後に備えておくことをおすすめします。毎月10万円貯金できれば理想的です。貯金を意識して生活しつつ、趣味や娯楽も楽しみましょう。

③夫婦・同棲などの2人暮らしは平均程度の生活はできる

1人暮らしや実家暮らしの生活には余裕があります。しかし、カップルや夫婦の2人暮らしだと、足りるのでしょうか。2人暮らしで必要な生活費はこちらです。

消費支出内訳金額
食料7万2,399円
住居1万9,038円
光熱・水道2万1,619円
家具・家事用品1万1,187円
被服及び履物7,190円
保健医療1万5,641円
交通・通信3万6,472円
教育368円
教養娯楽2万6,250円
その他の消費支出5万4,074円
消費支出計26万4,238円

参照元:総務省統計局「家計調査(家計収支編)調査結果家計調査[世帯人員別(2人)]2023年」

2人暮らしの平均支出額は約26万円でした。カップルや夫婦の2人暮らしでも、手取り25万円で平均並みの生活は可能です。足りないと感じたら、共働きでパートナーが働くことも検討しましょう。子どもを持つことを想定するなら、貯金があると安心です。

④4人家族は平均に比べ5万円以上の節約が必要になる

手取り25万円あれば、2人暮らしでも平均的な生活は可能です。しかし、夫婦2人+子ども2人の4人暮らしだと厳しくなってきます。気になる4人暮らしで必要な生活費はこちらです。

消費支出内訳金額
食料8万6,245円
住居1万8,159円
光熱・水道2万3,480円
家具・家事用品1万2,376円
被服及び履物1万1,480円
保健医療1万3,403円
交通・通信4万1,008円
教育2万9,251円
教養娯楽3万1,594円
その他の消費支出3万0,704円
消費支出計30万4,590円

参照元:総務省統計局「家計調査(家計収支編)調査結果家計調査[4人世帯(有業者1名)]2023年」

4人暮らしの平均支出額は約30万円でした。手取り25万円だと、毎月5万円不足することになります。過去に貯めた貯金を使うか、節約しないと生活できないでしょう。まずは、通信費や光熱費などの固定費を削減できないか見直してください。

生活が苦しいときの改善策を、次章で解説します。

手取り収入25万円では生活が苦しい場合の2つの改善策

手取り収入25万円では生活が苦しい場合の2つの改善策

手取り25万円は日本人の平均的な収入ですが、家族構成や生活環境によっては生活が厳しい可能性があります。お金が足りなくて生活が苦しい場合は、こちらの改善策を試してください。うまくいけば、生活に余裕が生まれます。

25万円で生活が苦しい場合の改善策

  1. 家計簿をつけて支出を減らす
  2. 副業をして収入を増やす

大切なのは、支出を減らして収入を増やすことです。それぞれ詳しく説明します。

①家計簿をつけて支出を減らす

節約の第一歩は家計簿をつけることです。家計簿をつけるとお金の出入りが目に見え、無駄な出費がわかります。家計簿を見て使いすぎだと感じたら、外食を控えるなど節約を意識した行動が自然とできるでしょう。節約体質を身につけるためにも効果的です。

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②副業をして収入を増やす

2018年から副業解禁が進んだこともあり、本業以外で収入を得ている方が増えてきました。副業は、努力次第でいくらでも収入を増やせるのが魅力です。

自宅で稼ぎたいなら、Webライターや動画編集の仕事をクラウドソーシングサイトで探してみましょう。フードデリバリーや日雇いバイトなどの労働型副業も人気です。

体を壊しては本末転倒なので、本業と無理なく両立できる仕事を探しましょう。なお、副業が禁止されている場合もあるので、就業規則や人事担当者に確認することをおすすめします。

まとめ

まとめ

手取り25万円は、日本人の平均的な収入額です。ただし、20代後半以降の男性は、相場より少ない稼ぎと言えるでしょう。また、実家暮らしや1・2人暮らしでは問題なくても、4人家族では生活が厳しい可能性があります。

お金が足りなくて苦しい場合は、支出を減らして収入を増やすことを意識しましょう。具体的には、家計簿をつける・副業をするの2つが効果的です。

まずは、家計簿アプリを今すぐ始めて、支出を見直してください。家計簿をつけることにより、節約を意識した行動ができるでしょう。おすすめの家計簿アプリ「マネーフォワードME」はこちらのボタンからダウンロードできます。

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