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「家計簿をつけ始めたけどなかなか続かない…」
「家計簿を続けるコツはあるの?」
とお悩みではありませんか?
家計の見直しのために始めてみた家計簿。しかし、いざ始めてみると継続できず、すぐに辞めてしまったという人もいるでしょう。家計簿が続かないことは多くの人が直面する悩みです。
そこで本記事では、家計簿が続かない3つの原因を紹介するとともに、家計簿を続けるコツを5つご紹介いたします。家計簿をつけ始める人や過去に家計簿が続かなくて挫折した人はぜひ参考にしてください。
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そもそも、なぜ家計簿が続かないのでしょうか。主な原因は下記の3つです。
家計簿が続かない原因
3つの原因に共通する点は、意気込むあまりにこだわりすぎてしまうことです。こだわることは大切ですが、時としてストレスになってしまうことも。ストレスは続けることの妨げになってしまいます。何事も継続するには、いい意味での「いい加減さ」が大切です。以下より3つの原因をそれぞれ説明していきます。
家計簿を始めたばかりの人にありがちなのは、費用をしっかり把握しようとするあまり、項目を細かく分類してしまうことです。
例えば、食費と管理する場合と、肉・魚・野菜・お酒と詳細に項目を分けて管理する場合を比較してみてください。食費で一括りにすればレシートの金額そのままでいいケースも、細かく分けると該当のものを抜き出して合算しなければなりません。
細かな分類は手間を増やしてしまい、面倒に感じて継続できない原因に。継続できなければ本末転倒なので、まずは大まかに管理することを意識してください。きちんと管理したい人は、慣れてきた頃に少しずつ項目を増やしましょう。
日常生活のすべての出費を完璧につけようとすると、煩わしくなってしまい継続できない原因になります。そもそも買い物をした時に必ずしもレシートがもらえるとは限りません。自販機や交通費などレシートがもらえない場面は多々あります。
その都度メモを取っていると手間が増えてしまい面倒に感じるでしょう。意気込むあまり完璧を求めると、かえってストレスの原因に。最初のうちは出費の大きいものに重点を置いて家計簿をつけるようにしましょう。
収支をきっちり合わせようとしても、月末に計算してみると残高が合わないことはよくあります。収支を1円単位で合わせることは困難なので、合わせようとすると苛立ちのもとに。そのストレスが家計簿を継続できない原因になります。
収支を1円単位で合わせようとはせずに、ざっくりとしたお金の流れが把握できれば良しとしましょう。1円単位の調整よりも、まずは全体的な収支のバランスを管理することが大切です。
家計簿が続かない原因を紹介してきました。それではどうすれば家計簿を続けられるのでしょうか。家計の収支をしっかり管理するには家計簿を続けることが重要です。家計簿が続かなくて悩んでいる人は、以下の5つのコツを試してみてください。
家計簿を続けるコツ
上記の5つのコツを実践することで、家計簿を続けやすくなります。それでは家計簿を続ける5つのコツをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
そもそもなぜ家計簿をつけようと思ったのでしょうか?
「家計のお金の流れを把握したいから」
「支出を見直して無駄な出費を節約したいから」
「家計の貯蓄を増やしたいから」
理由は人それぞれですが、まずはあなたが家計簿をつける目的をはっきりさせましょう。
目的が明確になると、継続する原動力になります。明確な目的があれば、続けているうちに少しずつ目的に近づいていくことを感じられ、モチベーションが上がるからです。家計簿が続かないと悩んでいる人は、もう1度自分の目的をしっかり考えてみてください。目的を達成するためのツールとして家計簿を利用しましょう。
家計簿をつけるなら、項目は大まかに設定するのがおすすめです。細かな項目で分けているとその分手間がかかり、継続しにくくなります。家計簿の項目はできるだけシンプルにつけましょう。最初のうちは支出のウェイトの大きい項目を押さえるだけでも十分です。例えば、下記の5つの項目に分けて管理するのもいいでしょう。
家計簿をつける項目をざっくり設定すると、手間が省けてより継続できるようになります。
利用明細が残る支払方法を活用すれば、月にいくら使ったかを把握しやすくなります。例えば、クレジットカードを利用すれば、1ヶ月間の利用明細をまとめて確認可能。レシートを保管しておく必要がありません。クレジットカードが利用できる場面は利用すると決めておくと良いでしょう。1回払い・2回払いは手数料もかからず、ポイントも貯められます。
また、最近ではスマホ決済も普及しており、多くのお店で利用可能です。スマホ決済も履歴を確認すれば、いつ・どこで・いくら利用したかを把握できます。利用明細が残る支払方法は買い物の記録をまとめて管理できるので、ぜひ活用しましょう。
家計簿を見直す習慣をつけましょう。家計簿を見直して改善できれば継続しやすくなります。家計簿をつけることはあくまで手段であって目的ではありません。家計簿はしっかり見直すことで効果的に活用できます。
例えば、各項目の収支を見直すことで無駄な支出や赤字の原因が見えてきます。その原因を改善して効果が実感できれば、モチベーションを維持しやすいでしょう。ただ単に収支を記入して満足するのではなく、きっちり家計簿を見直す習慣をつけてください。
家計簿にはいくつかの種類があります。その中でもあなたに合った家計簿ツールを見つけられれば、家計簿をストレスなく継続できるでしょう。そこで今回はおすすめの家計簿ツールを3つご紹介します。
おすすめの家計簿ツール
これより3つの家計簿ツールの詳細な情報をまとめていきます。どの家計簿ツールがあなたに適しているか考えてみましょう。
スマホやパソコンの操作にあまり自信がない人は手書きノートがおすすめです。最初のうちは何にいくら使ったのか簡単なメモを取る感覚で始めれば、家計簿を継続しやすいでしょう。
計算を自分でする手間はかかりますが、実際に自分で計算し続けることで問題点に気づきやすい特徴があります。さらに、書くことで使った費用が記憶に残りやすい効果も。その日の出来事を簡単に書けば日記帳の代わりにもなり、より出費を把握しやすいでしょう。
Excelを活用すれば、項目を自在にカスタマイズできオリジナルの家計簿を作れます。そしてExcelの表計算の機能を使えば、収支を簡単かつ正確に計算できます。しかし、ある程度Excelに関する知識は必要なので、パソコンが苦手な人には向かないかもしれません。
今では無料でダウンロードできる家計簿の書式も多く出ています。最初は既存の書式を利用し、増やしたい項目・減らしたい項目がわかれば自作してみるのもいいでしょう。パソコンやExcelの操作に慣れている人はぜひ活用してみてください。
スマホで簡単に入力できる家計簿アプリを利用する方法もおすすめです。家計簿アプリであれば使ったその場で入力できるため、家計簿に入力するのを習慣づけやすい特徴があります。
計算はもちろん自動で、アプリによってはグラフで収支を分析できるものもあります。中には、レシートを撮るだけで家計簿に反映されるものや、クレジットカード・銀行口座と連携して自動反映されるものも。忙しい人でなるべく手間を省きたい人は、ぜひ家計簿アプリを利用してみましょう。
家計簿アプリを始めたいなら、マネーフォワードMEがおすすめ。口座連携機能やレシート読み取り機能があり、簡単に記録できます。こちらから無料でダウンロードしましょう。
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家計簿が続かない3つの原因と誰でも続けられる5つの方法をご紹介しました。家計簿が続かないと悩んでいた人も、どうして挫折してしまっていたのか理解できたのではないでしょうか。家計簿は家計の収支のバランスを把握するために最適なツールです。しかし、ある程度の期間継続できないと十分な効果を実感することはできません。
本記事を読んで継続するコツを知ったあなたは、以前よりストレスなく家計簿を続けられるはずです。あなた自身の目的を達成するための手段として、家計簿を最大限活用していきましょう。
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高柳政道
CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
静岡県出身。小売業やメーカー営業を経験後にライターへ転身。 FP資格を活かして執筆業務を行う。 得意分野は「株式投資」「保険」「クレジットカード」「カードローン」など。 保有資格は「CFP」「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」。
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