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貯金1,000万円を達成するには?成功の秘訣やおすすめの貯金方法を徹底解説

2023.10.30
貯金1,000万円を達成するには?成功の秘訣やおすすめの貯金方法を徹底解説

※この記事は商品プロモーションを含むことがあります。

「貯金がなかなか増えない…」
「老後の資金が不安…」
「どうすれば貯金が増えるの?」
と悩んでいませんか?

老後資金や教育費・いざという時への備えなど、貯金をしなくてはという思いは誰しも持っているはずです。しかし、なかなか思うように貯金ができず、将来への不安を感じている人も少なくありません。貯金のコツを知りたいものの、お金の話は他人に聞きづらい話なのでアドバイスをもらう機会もないでしょう。

そこで、この記事では貯金1,000万円を達成した人の例を参考に、貯金成功の秘訣や方法を解説します。何も知らずに貯金を続けるのと、コツを掴んで効率よく続けるのでは貯まり方が全然違います。ぜひ最後まで読んで、あなたに合った貯蓄方法を見つけてください。

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貯金1,000万円以上の人はどれくらい貯金しているの?

貯金1,000万円以上の人はどれくらい貯金しているの?

実際に貯金1,000万円以上貯めた人は、いくら貯金しているのでしょうか。またどのくらいの期間をかけて1,000万円を達成したのかも気になります。

株式会社GVが運営するお金の情報サイト「まねーぶ」では、貯金が1,000万円以上ある人に向けたアンケート結果を紹介しています。対象は20代~40代の500人です。貯金の悩みを抱えてこの記事をみているあなたは、ぜひ参考にしてください。

貯金1,000万円以上の人の実際の貯金額は平均1,532万円

まずは現在の貯蓄額から見てみましょう。

●現在の貯金額の平均値は1,532万円、中央値は1,200万円
(中略)

<現在の貯金額>
1,000万円以上~1,500万円未満 67%
1,500万円以上~2,000万円未満 15%
2,000万円以上~3,000万円未満 9%
3,000万円以上~5,000万円未満 8%
5,000万円以上 1%

出典:まねーぶ「【貯金実態調査】貯金1,000万円以上保有者に聞いた、貯まる人の体質とは」

調査によると、約7割が1,000~1,500万円の貯金額であることがわかりました。中央値は1,200万円ですが、なかには5,000万円以上の人もいるため平均値が1,532万円に引き上げられています。

また、この調査結果の最低額は1,000万円、最高額は8,000万円でした。貯金1,000万円を達成した人のなかでも、貯金額には幅があるようです。

貯金1,000万円を達成した年数はなんと平均11.4年

実際に貯金1,000万円を達成した人は、どれくらいの期間で達成できたのでしょうか。トータル期間がわかっていると、あなたが貯金1,000万円への計画を立てる際の参考になります。気になる年数をみてみましょう。

●貯金額1,000万円達成までの期間は平均11.4年
(中略)

<1,000万円貯めた期間>
1年以上~3年未満 1%
3年以上~5年未満 9%
5年以上~7年未満 13%
7年以上~10年未満 26%
10年以上~15年未満 25%
15年以上 26%

出典:まねーぶ「【貯金実態調査】貯金1,000万円以上保有者に聞いた、貯まる人の体質とは」

約7割の人が、7年以上かけて貯金1,000万円を達成していることがわかりました。5年未満で貯めた方も一部いますが、平均は11.4年です。10年以上貯金を続け、長期間かけて達成した人が半数です。貯金1,000万円を目指すなら、計画的に貯める必要があることがわかります。

貯金が1,000万円以上ある人の毎月の貯金額は10万円以上

貯金1,000万円を目指す上で「毎月いくら貯めればいいの?」と悩む人も多いでしょう。もちろん家庭によって経済状況は異なるため、答えはありません。参考までに、貯金1,000万円以上の人が毎月いくら貯めていたのかをみていきましょう。

3. 毎月の貯金額の平均値は121,450円、中央値は100,000円
4. 月収入(世帯収入含む)から貯金に充てる割合は平均3.3割

出典:まねーぶ「【貯金実態調査】貯金1,000万円以上保有者に聞いた、貯まる人の体質とは」

毎月の貯金額の中央値は10万円でした。先程の結果と合わせて毎月10万円の貯金を10年間続けた場合、10年間で1,200万円貯まる計算に。長期間かけて貯金を続けることが大切だとわかります。

また、月収から貯金に充てる割合は平均3.3割でした。この結果から考えると、貯金1,000万円以上の人は、月収30万円で毎月10万円を貯金していると考えられます。「月収30万円」と聞くと、不可能ではないと感じる人も多いでしょう。

1,000万円以上も貯金をしている人の成功の秘訣は?

1,000万円以上も貯金をしている人の成功の秘訣は?

現実的に思えてきた貯金1,000万円。しかし、家の購入費用や教育費・親の介護などお金の悩みは尽きません。時にはリフレッシュして旅行に行きたいと思うこともあるでしょう。

ここからは成功例を参考に、貯金のコツや管理方法を紹介していきます。貯金1,000万円を達成した人は、どのようなことに気をつけて貯金に成功したのでしょうか。

貯金を1,000万円以上も貯められた人の成功の秘訣

貯金1,000万円を達成した人に貯金成功の理由を質問したところ、回答は以下の通りでした。

●貯金成功の秘訣は「貯金用口座」と「先取貯金」
(中略)

<貯金の成功理由 上位5項目>
貯金用口座をわけているため 243件
給料から先取貯金をしているため 207件
家計簿(アプリ)をつけているため 150件
1日に使うお金を制限しているため 141件
転職・仕事(給与)を増やしているため 108件

出典:まねーぶ「【貯金実態調査】貯金1,000万円以上保有者に聞いた、貯まる人の体質とは」

アンケート結果によると、1番多い回答は「貯金口座をわけているため」2番目に多い回答は「先取貯金をしているため」でした。どちらも貯金と生活費を別管理していることがわかりました。貯金用の口座が別であれば、その他のお金は貯金のことを考えずに使えます。この方法なら精神的に楽に貯められるでしょう。

収入から支出を差し引いた残りを貯金するのでなく、貯金優先で考えることがポイントです。その他の回答も貯金をする上で参考になります。あなたに合った方法を今からでも実践してみてください。

関連記事:お金が貯まる人になるには?お金が貯まりやすい人・貯まりにくい人の3つの特徴を紹介

貯金1,000万円以上の人の管理のポイントは家計との分離

お金の保管や管理方法も気になるポイントです。貯める仕組みも重要ですが、その後の管理を怠れば意味がありません。アンケート結果は以下の通りです。

●最も多い貯金の保管・管理方法は「貯蓄用口座にわけて貯金」
(中略)

<貯金の保管・管理 上位5項目>
貯蓄用口座にわけて貯金 366件
生活口座にそのまま貯金 172件
財形貯蓄 97件
タンス貯金 42件
外貨建て預金 40件

出典:まねーぶ「【貯金実態調査】貯金1,000万円以上保有者に聞いた、貯まる人の体質とは」

最も回答が多かったのは「貯蓄用口座へわける」でした。ほかにも、財形貯蓄や外貨建て預金など、家計と分けて管理する方法を選んでいる人が多いようです。財形貯蓄とは、毎月の給料から自動的に天引きされ積み立てられる貯蓄制度です。福利厚生の一環で取り入れている企業も多くあるため、興味がある人は活用してみてください。

貯金をもっと増やしたい人におすすめの貯蓄方法

貯金をもっと増やしたい人におすすめの貯蓄方法

ここまで貯金成功者の例をもとに、貯金1,000万円への道のりや秘訣を紹介しました。あなたも参考にして貯金を増やそうと思ったことでしょう。そこで、貯金をもっと増やしたいあなたにおすすめの貯蓄方法を紹介します。今回おすすめするのは以下の4つです。

おすすめの貯蓄方法

  1. つみたてNISA
  2. iDeCo(個人型確定拠出年金)
  3. 積立型の生命保険
  4. 個人向け国債

どれも初心者でも気軽に挑戦できる方法ばかりです。それぞれ詳しくみていきましょう。

①つみたてNISA

金融庁の政策として2018年1月にスタートした「つみたてNISA」。通常、投資で得られた利益には通常20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAでは非課税になるのが特徴です。最長20年、年間40万円分まで投資できます。

つみたてNISAで投資できる銘柄は、金融庁が提示した条件を満たす長期・分散投資に適している投資信託・上場投資信託のみ。時間をかけ、かつ投資先を分散することで、高値で買ってしまうリスクや資産が減るリスクを下げられます。後述するiDeCoと違って途中で売却・現金化が可能な点もメリットです。教育資金や老後資金に悩む人におすすめできる制度といえます。

②iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoとは、確定拠出年金法に基づく年金制度の一種です。個人で加入し、自身で毎月の掛金・運用方法を設定します。iDeCoの最大の魅力は税制上の優遇です。iDeCoは掛金に上限はありますが、掛金の全額が所得控除の対象に。掛金額を申告することで所得税や住民税を減らせます。さらに、運用益も非課税で、受け取りの際も公的年金等控除や退職所得控除の対象です。

定期預金をはじめとした元本保証型の商品もあるので、投資でお金が減るのが怖いと感じる人にもおすすめです。ただし、資産を老齢給付金として受け取れるのは60歳以上のみ。60歳未満は原則として引き出せないので注意しましょう。

③積立型の生命保険

積立型の生命保険とは、貯蓄性のある民間保険のことです。個人年金保険や死亡保険・学資保険などの種類があり、あなたに合った保証内容の商品を選べます。支払った保険料が生命保険料控除の対象となるため、所得税・住民税の負担が軽減されます

保険商品によっても異なりますが、終身保険を満期まで契約した場合の返戻率は100~110%程度。大きな利益を生むことは難しいですが、資産が減るリスクも少ないうえに死亡保障を準備できるのがメリットです。ただし、早期・途中解約すると元本割れになる可能性があるので注意しましょう。

④個人向け国債

個人向け国債とは、国から発行されている個人向けの国債を買う方法です。商品は金利が発行時から固定の「固定3年」「固定5年」と、半年ごとに金利が変わる「変動10年」の3つから選べます。1万円から手軽に購入でき、発行から1年以上経てば1万円から換金可能(中途換金の場合は直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる)です。(参照元:財務省

また、最低金利0.05%(税引前)が保証されており、元本や利子は国が責任を持って支払いをしてくれます。大きくお金が増えることはありませんが、銀行に預けておくよりは金利が高いため堅実に増やしたい人におすすめです

まとめ

貯金1,000万円以上ある人へのアンケートを参考に、お金を貯めるコツや管理方法を紹介しました。1,000万円と聞くと無謀とも思える金額ですが、生活費と別管理をして長期で貯めることを実践すれば達成も夢ではありません。

もし生活費と貯金を同じ口座にしているなら、まずは口座をわけることから始めてみましょう。そして、ある程度の金額まで貯金が増えたら、今度は増やすことも考えてみてください。ぜひこの記事を参考に、貯金1,000万円の目標を達成しましょう。

高柳政道

高柳政道

CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士

静岡県出身。小売業やメーカー営業を経験後にライターへ転身。 FP資格を活かして執筆業務を行う。 得意分野は「株式投資」「保険」「クレジットカード」「カードローン」など。 保有資格は「CFP」「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」。

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