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先取り貯金とは?おすすめな理由や確実に貯蓄を増やすやり方、おすすめの貯蓄方法を徹底解説!

2023.10.30
先取り貯金とは?おすすめな理由や確実に貯蓄を増やすやり方、おすすめの貯蓄方法を徹底解説!

※この記事は商品プロモーションを含むことがあります。

「毎月思うように貯金ができていない…」
「もっと貯蓄を増やしたい!」
「確実にお金を増やすなら先取り貯金がおすすめって聞いたけどどんな方法?」

先の見えない将来のことを見据え、できる限り貯蓄を増やしておきたいと考えている人も多いでしょう。しかし、物価の高騰など厳しい状況が続き、思うように貯蓄できないと悩んでいる人がいるのも現実です。

金銭の管理方法は人によってそれぞれ異なりますが、確実に貯蓄を増やしたいのなら「先取り貯金」がおすすめです。そこで、確実に貯蓄を増やしやすい先取り貯金について、どんな方法で行っていくべきかやおすすめする理由についてご紹介します

なお家計管理におすすめの無料アプリはマネーフォワードMEです。マネーフォワードMEなら銀行口座とクレジットカード連携で収入と支出が自動で見える化できます。マネーフォワードMEは無料なので、家計を改善したいあなたは以下のボタンよりダウンロードしましょう。

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先取り貯金とは?

先取り貯金とは?

先取り貯金とは、収入から一定額を先に貯蓄へ回す方法のことです。一般的には、毎月余った分を貯金するという方法で貯蓄している人のほうが多いのではないでしょうか。

しかし、余ったお金を貯金する方法では、毎月必ず貯蓄ができる保証はありません。また、金額にもばらつきが出てしまうため、計画が立てづらいデメリットも。

一方で、先取り貯金は収入から先に一定額を貯蓄に回すため、毎月必ず貯金ができます。確実に額が増える貯金方法として注目されています。

貯金1,000万円を達成した人の成功の秘訣は先取り貯金

人生いつ何が起こるか誰にも分からない中、貯蓄がいくらあれば安心だという基準はありません。しかし、貯蓄額1,000万円を目標に貯金しているという人も多いのではないでしょうか。

貯蓄額1,000万円は容易ではありませんが、実際貯金できている人も多数存在します。以下の調査は、貯蓄額1,000万円を達成できた家庭にその達成理由を聞いた結果です。

貯金額1,000万円達成の理由としては、「貯金用口座をわけているため」243件が最も多く、次いで「給料から先取貯金をしているため」207件と続き、“貯金用口座”と“先取貯金”が成功の秘訣ということが結果として明らかになりました。

引用:まねーぶ「【貯金実態調査】貯金1,000万円以上保有者に聞いた、貯まる人の体質とは」

1,000万円以上の貯金保有者によれば、貯金用口座をわけていること、先取り貯金を行うことが達成へのカギであったようです

貯蓄を増やすためには、毎月確実に貯金し、貯まったお金を使わないことの2点が重要だとわかります。この点を意識してお金が貯まる仕組みを構築しましょう。

先取り貯金としておすすめの額は収入の1〜3割

先取り貯金は毎月一定額を貯めていくため、基本的に金額にばらつきはありません。ただし問題は、どれくらいの金額を先取り貯金として設定するかです。

金額設定が高いほうが貯蓄が貯まるペースも早まりますが、家計が成り立たなくなっては意味がありません。一般的に、先取り貯金として設定する金額は、収入の1〜3割程度が妥当だと言われています

ただし、家族構成や収入によっても異なるため、よく考えて設定することが重要です。金融庁のサイトに家計管理シミュレーターがあるので、あなたにとって最適な貯蓄額を試算してみましょう。

確実に貯蓄を増やすための先取り貯金の3つのやり方

確実に貯蓄を増やすための先取り貯金の3つのやり方

残った分を貯金にまわすようなやり方では、つい使い過ぎて貯蓄できない月もでてくるかもしれません。だからこそ先取り貯金は確実に貯蓄を増やしたい人におすすめの方法なのです。

しかし、やり方が分からないという人もいるでしょう。先取り貯金は難しいものではありません。やり方次第では、自動的にお金が貯まる仕組みも作れます。何から始めて良いか分からない人は、以下を参考にしてください

確実に貯蓄を増やす先取り貯金のやり方

  1. 支出の内訳を把握して節約できる費用を検討する
  2. 何のために貯金をするのか目的を明確にする
  3. 自動的に貯金に回せる仕組みを活用する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①支出の内訳を把握して節約できる費用を検討する

先取り貯金をする上で最も重要なのが、設定金額です。設定金額が低ければなかなか貯蓄は増えず、高すぎても家計は苦しくなってしまうため、適正でなければなりません。

適正金額を算出するためにはまず、何にお金を払っているのか、現時点での支出の内訳を把握するところから始めていきましょう。その上で必要な支出なのかを見極め、節約できる部分などを検討し金額を決めていきます。

ただし、多少の余裕は必要です。何もかも節約し貯蓄に回すようなやり方は長続きしないため、注意しましょう。

②何のために貯金をするのか目的を明確にする

先取り貯金の金額を決める際に重要となるのが、貯蓄を行う目的です。貯金は決して楽しいものではないため、明確な目標がなければ長続きはしません。

例えば、マイホームの購入や家族旅行の資金など、何のために貯金するのかを考えてください。目的や使用用途が明確になることで、必要な貯蓄額から月々に必要な金額が計算しやすくなります

また、貯金を続けていく意欲も湧きやすく、途中で挫折しにくくなるでしょう。

③自動的に貯金に回せる仕組みを活用する

一定額を毎月貯蓄に回す先取り貯金はお金が貯まりやすいのが特徴ですが、貯蓄口座にお金を入れ替える手間が発生します。インターネットバンキングが普及し以前より移動させやすくなったものの、毎月行うのは面倒なうえに忘れてしまうリスクもあります。

いつの間にか先取り貯金をやめてしまうというケースもあるほどです。そのため、いかに手間をかけずに先取り貯金を行えるかが成功のカギであると言っても過言ではありません

現在では、貯金を自動的にできる仕組みが構築されてきていますので、ぜひ利用してください。

先取り貯金としておすすめの5つの貯蓄方法

先取り貯金としておすすめの5つの貯蓄方法

先取り貯金を継続して行い貯蓄を増やしていくためには、自動的にお金が貯まる仕組みを作ることが必要不可欠です。できるだけ手間がかからない方法を選ぶことで、継続しやすくなります。

自動的に貯蓄できる方法は多くありますが、今回は先取り貯金に特におすすめの5つの方法を紹介します

おすすめの先取り貯金方法

  1. 財形貯蓄
  2. 自動積立定期預金
  3. iDeCo(個人型確定拠出年金)
  4. つみたてNISA
  5. 積立保険

それぞれの貯金方法について、内容を詳しく見ていきましょう。

先取り貯金方法①:財形貯蓄

勤務先に財形貯蓄制度がある人は、ぜひ活用して先取り貯金を始めましょう。厚生労働省によると財形貯蓄とは、毎月の給与から一定額を自動で天引きして積み立てる貯蓄方法です。

国と会社が連携して従業員の資産づくりを支援する、勤労者財産形成促進制度に含まれる制度の1つ。給与から天引きされることから確実に貯蓄できるため、先取り貯金におすすめの方法です

ただし、財形貯蓄は全ての人が利用できる制度ではありません。まずは、勤務先の福利厚生に財形貯蓄制度があるかどうかを確認してください。

先取り貯金方法②:自動積立定期預金

勤務先に財形貯蓄制度がない人は、銀行の自動積立定期預金を使って先取り貯金を行いましょう。自動積立定期預金は、毎月決まった日に一定額を定期預金として積み立てる貯蓄方法です

さまざまな金融機関で取り扱いがあり、日にちや金額の指定ができるところがほとんどなので、手軽に始めやすいのがメリット。給与支給日の翌日に積み立てられるよう指定しておけば、給与天引きとほぼ変わりありません。

ただし、解約条件や金利については金融機関ごとに異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

先取り貯金方法③:iDeCo(個人型確定拠出年金)

貯蓄する目的にもよりますが、iDeCoも先取り貯金におすすめの方法の1つです。毎月の掛金が全額所得控除として扱われるため、税負担が軽減されます。

運用して得た利益も非課税対象となり、年金にかかる税金も優遇されます。ただし、積み立てた資産は原則60歳以降にしか引き出せないため、短期間の貯蓄には向いていません。

また、運用の成績によって将来受け取る金額が変わるので、その点も頭に入れておきましょう。さらに、65歳以上の人や国民年金保険料を支払っていない人など、iDeCoを利用できない人もいるので注意が必要です。(参照元:iDeCo公式サイト

先取り貯金方法④:つみたてNISA

運用しながら貯蓄したいなら、つみたてNISAもおすすめです。つみたてNISAは少額投資非課税制度で、投資で得た利益が非課税なのがメリットの1つ

非課税投資枠が年間40万円あり、投資期間が最長20年です。投資対象商品は、長期・積立・分散投資に適すると金融庁が認めた公募・上場株式投資信託に限定されます。

税金面でのメリットがあるのはiDeCoと同様ですが、つみたてNISAの場合は換金の制限がありません。柔軟に引き出せるため、ライフスタイルに合わせた貯蓄がしやすいでしょう。

ただし、手数料が低く長期保有に適した投資信託とはいえ、リスクが伴う点は頭に入れておく必要があります。

先取り貯金方法⑤:積立保険

保障と貯蓄の両方を確保できる積立保険は、先取り貯金を行いたい人にもおすすめの方法です。積立保険とは、保険料を積み立てて解約時や満期時にお金が戻ってくる保険のこと。

趣味や車の購入・結婚・教育資金など幅広い目的に備えられるのが特徴です。支払った保険料の一部を貯蓄でき、半強制的にお金が貯まっていくため、貯金が苦手な人にも向いているでしょう。

ただし、早期解約すると元本割れしてしまうリスクもあります。さらに、掛け捨て型保険よりも保険料が割高に設定されているため、よく検討した上で活用するようにしてください。

まとめ

まとめ

これまでなかなか貯金が増えないと悩んでいた人や貯蓄するだけのお金が捻出できなかった人は、先取り貯金を実践してみましょう。先取り貯金は収入から一定額を先に貯蓄に回すため、着実にお金を貯めていきやすいのが魅力です。

ただし、始める際は収支をしっかり把握して適正な金額を設定してください。また、先取り貯金を継続させるためには、手間なく貯蓄できるシステムを利用することがおすすめです

財形貯蓄やiDeCo・積立保険など、ライフスタイルや目的に合ったシステムをうまく活用して先取り貯金を成功させましょう。

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