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家計を見直したいなら固定費から!見直す方法や節約すべき項目、家庭ごとの生活費削減ポイントを解説

2024.03.01
家計を見直したいなら固定費から!見直す方法や節約すべき項目、家庭ごとの生活費削減ポイントを解説

※この記事は商品プロモーションを含むことがあります。

「家計を見直したいけど、何から始めればいい?」
「具体的に私が節約できる項目が知りたい!」

生活が苦しいときや貯金を増やしたいときに思いつくのが、家計の見直しです。収入はそのままでも支出を削減できたら、生活に余裕が生まれます。しかし、いざ見直そうと思っても、何から手を出せばいいか困ってしまう方は多いでしょう。

そこで本記事では、家計を見直す方法・節約する項目・世帯構成別の見直しポイントについて解説します。あなたが今やるべきことが見つかり、生活費が削減できるでしょう。

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家計の見直しは家計簿をつけることから始めよう

家計の見直しは家計簿をつけることから始めよう

近年は物価上昇が続いているのにも関わらず、給料はなかなか上がりません。生活に影響が出て苦しんでいる人も多いでしょう。しかし、収入が変わらなくても、家計を見直して生活費を削減すると余裕は生まれます。

家計の見直しの第一歩は、家計簿をつけることから始まります。お金の流れを可視化でき、無駄な出費が見つかるからです。そして、家計簿をつけたら固定費・変動費の順に見直していきましょう。

スマホアプリの家計簿なら、レシートを撮影するだけで自動反映してくれます。家計簿は継続することでより効果を発揮するので、無料で使えるアプリをダウンロードしてみましょう。

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家計を見直す方法①:まずは固定費から見直す

最初に見直したいのは固定費です。固定費とは毎月一定の金額またはほぼ同額かかる消費支出のこと。

一度見直すだけで効果が継続し、万単位の大きな節約が期待できるのがメリットです。また、大きな我慢も必要ないため、無理なく取り組める特徴があります。

具体的には、住居費・保険料・通信費などの見直しをおすすめします。手間はかかりますが、早くやればやるほどその分節約できます。

家計を見直す方法②:変動費を見直す

固定費のあとに変動費を見直しましょう。変動費とは、支出額が毎月変化する項目を指します。食費・日用品費・交際費・娯楽費などが代表的です。飲み会が多い月は食費が多くなり、旅行に行けばその費用も含まれます。

その時の生活スタイルに左右されるので、毎月注意して取り組む必要があります。変動費は、毎月の予算を設定して管理すると、節約しやすいです

ただし、厳しすぎる予算設定はおすすめしません。家計簿で現状を確認し、現実的な予算を決めて行動に移してください。

家計を見直しする際に節約に取り組むべき5つの項目

家計を見直しする際に節約に取り組むべき5つの項目

固定費のあとに変動費を見直すのが、家計見直しの原則だとわかりました。ここからは、実際に節約できる具体的な項目を5つお伝えします。あなたが削減できる項目が必ず見つかるので確認してみましょう。

家計の見直しで節約する項目

  1. 水道・光熱費
  2. スマホ・ネットなどの通信費
  3. 生命保険の保険料
  4. 住居費
  5. 食費などの変動費

①~④は固定費で、一度見直すと効果は継続的に得られます。⑤は変動費なので、しっかりとした管理が必要です。各項目でどのように節約できるのか、それぞれ解説します。

節約する項目①:水道・光熱費

水道・光熱費は、無理なく取り組める節約ポイントです。まずは、電力・ガス会社の乗り換えを検討しましょう。現在は、消費者が会社を自由に選べます。プランや契約を見直すだけで、年間2万円以上節約できる可能性も。

また、最新の省エネ家電に買い替えるだけでも、電気代は節約できます。特にエアコンや冷蔵庫は消費電力量が大きいので、古い場合は買い替えを検討しましょう。

その他にも、シャワーをこまめに止める・無駄な電気を消すなど、今から取り組める内容もたくさんあります。

節約する項目②:スマホ・ネットなどの通信費

スマホのキャリアや自宅のネット回線などの通信費は、プランや契約会社を見直すだけで大幅に削減できます。大手三大キャリアと契約している場合は、格安SIMに乗り換えを検討しましょう。大手キャリアが提供する格安スマホプランなら、高品質な回線のまま通信費を抑えられます。

また、大容量プランや無料通話オプションなど、過剰な契約内容になっている可能性があります。プランを見直すだけで節約できるので、最適なプランを今すぐ確認してください。さらに、ネット回線とスマホをセットにすることで、より安くなる場合もあります。

節約する項目③:生命保険の保険料

保険はライフプランの変化に応じて定期的な見直しが必要です。必要な保障内容は変化していくため、その都度適切な内容に見直しましょう。

例えば、住宅購入時に団信保険に加入した場合。万が一の際は団信で住居費をカバーできるため、重複分の保障は下げられます。そして、子育てをしている最中と子どもが独立したあとでは、必要な保障は異なります。必要な分だけ保障をつけて、保険料の支払いを削減しましょう。

しかし、節約したいからと軽はずみに解約しないでください。再度同じ保障に加入しようとしても、かえって保険料が高くなることがほとんどです。また、保険を切り替える場合は、保障の空白期間が生まれないよう注意しましょう。

節約する項目④:住居費

支出の中でも占める割合の大きい住居費は、見直せば大幅に節約できます。賃貸なら引っ越しと大掛かりになりますが、より安い部屋が見つかるかもしれません。

家賃の目安は、手取り収入額の2~3割程度です。これを超える家賃を支払っている場合は、引っ越しを検討しましょう。

持ち家の場合は、住宅ローンの借り換えで月々の負担額が減る可能性があります。しかし、金利差がわずかだと、手数料を考えれば結果損するケースも。「金利差1%以上・残高1,000万円以上・残り返済期間10年以上」をクリアしているときは、ローンの借り換えがおすすめです。

節約する項目⑤:食費などの変動費

固定費を見直したあとに、変動費に取り組みましょう。ただし、食費を過度に減らしたり、我慢しすぎたりはおすすめできません。ストレスが溜まらないよう、できる範囲で取り組むのが継続のコツです。

例えば、デパ地下のお惣菜やデリバリーは便利ですが割高になります。コンビニの利用を控えて、飲み物を家から持参するだけでも1本当たり約150円の節約になります。毎日1本購入しているなら、1ヶ月で約4,500円も削減可能です。

現在の食費の内訳を把握できていない場合は、まず家計簿をつけてみましょう。キャッシュレス決済なら連携すれば自動で内容が反映されるため、簡単に記録できます。アプリで家計簿をつけて、削減できる支出を見つけましょう。

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世帯構成別に考える家計の見直しポイントを解説

世帯構成別に考える家計の見直しポイントを解説

家計見直しのおすすめのポイントをお伝えしましたが、どれが効果的なのかはご家庭によって異なります。ここからは、3つの家族構成を例に、家計の見直しポイントをご紹介します。どれを削減すべきかお悩みの方は参考にしてください。

家族構成別の家計見直しポイント

  1. 一人暮らし
  2. 二人暮らし
  3. 子育て世帯

一人暮らしなら節約できる項目でも、子育て世帯は削減しないほうがいいかもしれません。それぞれ詳しく説明します。

家族構成①:一人暮らしの家計の見直しポイント

一人暮らしの方は、以下4つの項目を見直しましょう。

一人暮らしの見直しポイント

  • 生命保険料
  • 交際費
  • 娯楽費(趣味など)
  • 食費(外食など)

新社会人としてスタートする際に保険に加入するケースは多いですが、手厚い保障で保険料が割高な可能性があります。家族を養っているわけではないので、高額な死亡保険金は不要です。病気やケガで働けなくなったときに備えて、必要最低限の保障に見直しましょう

また、一人暮らしの方は交際費や食費がかさみがちです。お金を好きに使えるのは一人暮らしの特権ですが、散財しているといつまでも貯まりません。毎月の予算を設定し、使いすぎを抑制しましょう。

家族構成②:二人暮らしの家計の見直しポイント

二人暮らしのご家庭は、以下4つの項目を見直しましょう。

二人暮らしの見直しポイント

  • 生命保険料
  • 通信費
  • 水道・光熱費
  • 交際費

一人暮らしのときから保険がそのままの場合は、内容を見直しましょう。共働きなら、そこまで手厚い保障内容はいりません。

スマホやネット代は、家族割やセット割を適用することで安くなります。同じキャリアに乗り換えるだけで、月数千円以上節約できる可能性があります。

また、二人で生活リズムを揃えると、光熱費も安くなります。同じ時間に生活すれば、エアコンや照明の電気代が節約可能。続けてお風呂に入れば追い焚きにかかるガス代も削減できます。

家族構成③:子育て世帯の家計の見直しポイント

扶養する子どもがいるご家庭は、以下4つの項目を見直しましょう。

子育て世帯の見直しポイント

  • 水道・光熱費
  • 通信費
  • 住居費
  • 食費

子育て世帯は手厚い保障が必要なので、保険料の節約はおすすめしません。まずは、固定費の中でも占める割合の大きい住居費を見直しましょう。賃貸なら引っ越し、持ち家なら住宅ローンの借り換えが効果的です。

また、子どもに携帯電話を持たせる場合は、データ通信量が少ないプランがおすすめ。3ギガ程度なら、月1,000円以下で契約できます。

家族が多い分、食費も意識して節約しましょう。外食は月2回までとルールを決めたり、ふるさと納税の返礼品を活用したりするのも効果的です。

まとめ

まとめ

家計の見直しは、最初に固定費を見直し、そのあとに変動費を見直せば効果大です。スマホの乗り換えや保険の見直しなど、簡単にできるものから取り組んでいきましょう。早ければ早いほど、その分お金が浮きます。

ただし、家計見直しポイントは家族構成によって異なります。特に保険は、節約のために減らしすぎないよう注意してください

最も大切なのは、現状を把握することです。ご自身の家計と向き合うためにも、まずは家計簿をつけることから始めましょう。無料でダウンロードできるマネーフォワードMEを使って、現状を洗い出してください。

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