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「貯金が苦手な私でも始められる貯蓄方法はある?」
「貯蓄を増やすためのコツを知りたい…」
貯蓄が重要と理解していても、貯蓄習慣のない人がいきなりお金を貯めるのは難しいはずです。貯蓄を増やすにはコツがあり、あなたに合った貯蓄方法を見つけられたら自然とお金が貯まっていくようになります。
そこで今回は「おすすめの貯蓄方法」・「貯蓄を増やすコツ」をご紹介。世間の貯蓄平均額・中央値も参考に、あなたの貯蓄に対するモチベーションを高めていきましょう。
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貯蓄の重要性を理解しているものの、なかなか貯蓄ができないと悩む人は多いでしょう。そもそも貯蓄とは、金融資産全体を蓄える行為のことです。貯金とは異なり、金融資産の対象が現金に限定されません。例えば、株式・債券・不動産などが含まれます。
今回は、貯金よりもさらに視野を広げたおすすめの貯蓄方法を6つご紹介します。
おすすめの貯蓄方法
6つのおすすめ貯蓄方法は、それぞれ特徴が異なります。目的に合わせて、あなたが始めやすい貯蓄方法を選択しましょう。
おすすめの貯蓄方法の1つ目は、自動積立定期預金です。自動積立定期預金とは、預金口座から自動で定期的に積み立てる定期預金のことです。最低預け入れ額は金融機関によって異なるものの、預け入れの金額や期間は、あなたの経済状況に応じて変更できます。
積立預金は定期預金よりも制限が少ないため、途中で引き出したり少額で預け入れ預金できたり自由が利く魅力があります。定期預金よりも低い金利ですが、自動的に貯金できるのでお金をなかなか貯められないと悩む人にはおすすめの貯蓄方法です。
おすすめの貯蓄方法の2つ目は、会社勤めしている人におすすめの財形貯蓄制度です。財形貯蓄制度とは、勤務先の給与から自動で一定額を天引きして提携金融機関へ預金できる制度を指します。財形貯蓄制度を導入している企業であれば、正社員だけでなく、パート・アルバイト・派遣社員・契約社員の人でも利用可能です。
財形貯蓄制度には、一般財形貯蓄・財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄の3種類があり、利用目的に応じて選択します。貯蓄利用目的に制限がないのは一般財形貯蓄ですが、非課税措置がありません。一方、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は、元利合計550万円まで非課税措置が適用され、住宅ローンを有利な条件で借入れできます。
給与天引きのため、貯蓄が苦手な人にも始めやすい制度です。勤務先が制度を導入しているか確認してみましょう。
おすすめの貯蓄方法の3つ目は、貯蓄型保険です。貯蓄型保険とは、万が一の際の保障に加えて、貯蓄機能も備えている保険です。例えば、終身保険・養老保険・学資保険・個人年金保険などが挙げられます。
保険料の一部を積み立てて満期保険金・解約返戻金という形で、住宅購入費や子どもの教育資金・老後資金などを準備できます。しかし、掛け捨て型の保険に比べて保険料は割高になり、早くに解約すれば元本割れのリスクもあると覚えておきましょう。
おすすめの貯蓄方法の4つ目は、iDeCoです。iDeCoは、原則20歳以上60歳未満のすべての人が加入できる私的年金制度です。
iDeCoの最大の特徴は、拠出時・運用時・受取時に税制優遇措置が受けられることです。掛金は全額所得控除の対象で、運用期間中の運用益は非課税に。受取時には公的年金等控除または退職所得控除の対象になります。65歳まで掛金を拠出でき、60歳以降に老齢給付金として受け取れます。
しかし、原則60歳まで資産を引き出せず、口座管理手数料や運用管理費用を負担しなければなりません。さらに、高いリターンを期待できる元本変動型の商品は、元本割れのリスクも高くなります。そのため、余剰資金による無理のない掛金額を設定してから、始めるようにしましょう。
おすすめの貯蓄方法の5つ目は、新NISAです。2023年度までのつみたてNISAでは、年間40万円までしか非課税で運用できませんでした。
しかし、新NISAのつみたて投資枠では非課税投資枠が3倍の年間120万円までに増えたため、メリットが拡大しています。
元本が保証されているわけではありませんが、毎月100円といった少額の資金からでも積立可能です。非課税期間も無期限化されたため、時間を味方にして将来のための資産づくりに新NISAを活用してみましょう。
おすすめの貯蓄方法の6つ目は、金融知識を身につけた人におすすめの投資信託です。投資信託は、投資家から集めた資金をまとめて投資専門家が運用し、成果を投資家に分配する金融商品を指します。
投資信託とNISAの違いは、投資信託は金融商品、NISAは制度であることです。NISAを利用して投資信託を購入すると、非課税措置の恩恵が受けられます。そのため、投資初心者の人は、NISAを活用しながら投資信託の取引を行うのがおすすめです。
ただし、NISAよりも投資信託のほうが投資商品の選択肢が幅広くなります。また、投資信託には、損失が出た際に所得税を軽減できる損益通算ができるメリットもあります。
つづいては、世帯構成別・年代別の世間の貯蓄平均額・中央値を調査しました。中央値とは、データを小さい順に並べたときに真ん中に位置する値のことです。平均値よりも中央値のほうが、より実態を反映しているといわれています。
単身世帯・2人以上の世帯について、貯蓄平均額・中央値に焦点を当てて見ていきましょう。
あなたが貯蓄に取り組む際の参考にしてください。
まずは、単身世帯における年代別の貯蓄額の平均・中央値について見ていきましょう。金融広報中央委員会が令和5年に実施した家計の金融行動に関する世論調査結果は、以下のとおりです。
世帯主の年代 | 平均 | 中央値 |
---|---|---|
20歳代 | 121万円 | 9万円 |
30歳代 | 594万円 | 100万円 |
40歳代 | 559万円 | 47万円 |
50歳代 | 1,391万円 | 80万円 |
60歳代 | 1,468万円 | 210万円 |
70歳代 | 1,529万円 | 500万円 |
参照元:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯](令和5年)」
平均・中央値ともに20歳代が最も少なくなっており、年代が上がるにつれて貯蓄額は増える傾向がみられました。
しかし、平均値と中央値はどの年代でも乖離しており、50歳代・60歳代・70歳代では、1,000万円以上もの開きがあります。
次に、2人以上の世帯における年代別の貯蓄額の平均・中央値について見てみましょう。
世帯主の年代 | 平均 | 中央値 |
---|---|---|
20歳代 | 249万円 | 30万円 |
30歳代 | 601万円 | 150万円 |
40歳代 | 889万円 | 220万円 |
50歳代 | 1,147万円 | 300万円 |
60歳代 | 2,026万円 | 700万円 |
70歳代 | 1,757万円 | 700万円 |
参照元:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和5年)」
老後資金のために貯蓄するという目的は、単身世帯と2人以上の世帯で共通しています。しかし、2人以上の世帯は子どもの教育資金や世帯主の病気・ケガなどの不測の事態に備えなければなりません。
そのため、単身世帯に比べて2人以上の世帯のほうが貯蓄する意識が高くなり、結果的に貯蓄額が大きくなっていると考えられます。
おすすめの貯蓄方法と世帯構成別・年代別の世間の貯蓄平均額・中央値がわかりました。ここからは、より効率的に貯蓄を増やすために押さえておくべきコツをご紹介します。
貯蓄を増やすコツは、以下の3つです。
貯蓄を増やすコツ
3つのコツを実践すれば、途中で挫折せずに貯蓄を長続きさせられます。また、即効性があるため、貯蓄に回せるお金が目に見えて増えていくはずです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
貯蓄をする際は、何のために貯蓄するのか、いつまでにいくら貯めるのかを具体的に決めることが重要です。目的のないまま貯蓄をしていても、モチベーションが保てず、お金を貯めることがストレスになってしまいます。
目的は、老後の生活資金や教育資金、住宅・車の購入から、家電購入や旅行など、何を設定しても構いません。おすすめは、短期で実現可能な目標を立てることです。「3ヶ月後の旅行のために10万円を貯める」などゴールが明確にあれば、貯蓄にも前向きに取り組めるはずです。
あなたのお金の使用傾向をつかめば、節約を意識できるようになります。そのためには、家計簿をつけて、収入と支出のお金の流れを把握しましょう。
家計簿の項目でまず手をつけるべきは、毎月支払いが発生する固定費です。固定費の例として、家賃・水道光熱費・通信費・保険料などが挙げられます。水道光熱費や通信費は、契約会社を変えるだけで簡単に料金を下げられます。1度見直すだけで節約効果が持続するため、浮いたお金を貯蓄へ回すようにしましょう。
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固定費の見直しはどうすればいい?7つの固定費ごとの見直し方法・節約術、注意点を徹底解説!
本業の会社の給料が上がらないと悩んでいる人は数多くいます。会社の業績が悪化している場合は特に、個人の努力で給料を上げられるものではありません。貯蓄を増やすためには、収入源を増やすことを考えましょう。
おすすめの副業は、以下のとおりです。
おすすめの副業
将来を見据えてキャリアアップできる副業を選べば、転職や独立の選択肢も広がります。ただし、必ず副業が許可されているか労働契約や就業規則で確認してから、本業に支障のない範囲内で行いましょう。
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効率よく貯められるおすすめの貯蓄方法の共通点は、自動的に貯蓄できるような仕組みを作っていることです。自分で入金する方法では「今月はお金に余裕がないからやめておこう」など、いい加減になってしまう恐れがあります。
世間の貯蓄平均額・中央値から、あなたの今の貯蓄状況がどのような位置か把握できたはずです。貯蓄する目的をまず明確にし、目標額・期間を具体的に決めるところからスタートしましょう。
固定費の見直しや副業で得られたお金を貯蓄に回せば、確実に貯蓄額が積み重なっていくはずです。あなたが無理なく続けられる貯蓄方法を選択して、自然とお金が貯まる人を目指しましょう。
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