子供2人家庭で年収はいくら必要?必要な費用と理想年収について解説

監修者

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田中壮

TFPグループ 代表取締役 田中 壮

2009年、株式会社STEPに入社し、システム開発を担当。市川市消防局でのレスキュー隊の経験を経て、2013年にプルデンシャル生命保険株式会社に入社し保険業界へ。2014年には個人保険販売ランキングで全社営業マン約4,000人中4位となり、2015年に営業所長に就任。その後、保険代理店(株式会社イコールワン)を共同創業。2018年に株式会社TFPグループを設立し、代表取締役に就任。自身はMDRT(生命保険・金融サービスの専門家が所属するグローバル組織)2024年度TOT(トップ・オブ・テーブル/最上級の資格)基準を達成。

子供が2人いる家庭では、世帯年収はいくらあれば安心なのか、はっきり分からず不安になりやすいものです。ネット上の平均や理想の金額を見ても、自分の家計に当てはまるかどうかは判断しにくいですよね。

この記事では、子供2人の家庭を想定しながら、世帯年収の目安や子育てにかかる費用を整理します。教育費や生活費の合計をシミュレーションしつつ、共働きかどうか、進路の違いなども踏まえて、現実的なラインを考えていきます。

目次

子供2人家庭で年収はいくら必要?中央値と理想を端的に解説

この章では、子供2人の家庭で必要とされる世帯年収の目安を、データと実感の両面から整理します。平均や中央値の数字だけでなく、生活に余裕があると感じやすいラインや、かなり厳しくなる最低ラインも確認していきます。

あくまで一般的な傾向ですが、基準を知っておくと、自分の家計を客観的に見やすくなります。ここで全体像をつかんでから、次の章で具体的な費用を見ていきましょう。

一般的な目安

まず、子供2人の世帯年収の目安を、統計データを参考にしながら整理します。厚生労働省や総務省の調査では、子どもがいる世帯の平均年収は、おおむね600万円前後というデータがよく引用されます。ただ、これは全国平均で、地域差や家族構成の違いも含んだ数字です。

都市部で住宅ローンを抱えながら子供2人を育てる場合、同じ600万円でも、家計の負担感は地方より重くなりやすいです。家賃や教育費、保育園や幼稚園の費用など、地域によってお金がかかる部分が変わるためです。そのため、平均値はあくまで参考と考え、自分の住んでいるエリアの物価水準も合わせて見る必要があります。

また、同じ世帯年収でも、共働きか片働きかによって、手取りや社会保険料の負担も変わります。例えば世帯年収600万円でも、夫婦で300万円ずつ稼いでいる家庭と、1人で600万円の家庭では、税金や社会保険料の合計が異なります。手取りの差が、教育費や貯蓄に回せるお金の違いにつながるため、単純に年収だけで比較するのは注意が必要です。

一般的には、子供2人の家庭では、世帯年収500万〜700万円あたりが「平均的」と言われることが多いです。ただし、これはあくまで一つの目安です。住宅費や車の有無、祖父母からの支援の有無などで、必要な年収は大きく変わる可能性があります。

子供2人で生活に余裕がある年収の目安

子供2人の家庭で「生活にある程度余裕がある」と感じやすい年収は、どのくらいでしょうか。ここでいう余裕とは、毎月の生活費と教育費を払いながら、少しはレジャーや外食も楽しめて、年間の貯蓄もできる状態をイメージしています。もちろん理想像なので、全ての家庭にあてはまるわけではありません。

都市部で賃貸または住宅ローンを払いながら子育てをするケースでは、世帯年収700万〜900万円程度あると、一定の余裕を感じる家庭が多い傾向があります。このくらいの年収があると、子供2人を公立中心で進学させながら、習い事や塾にもある程度お金をかけやすくなります。さらに、年間で100万前後の貯蓄を目指すことも、工夫次第で可能になる水準です。

一方、地方で住宅費が抑えられる地域なら、世帯年収600万円前後でも、同じくらいの余裕を感じる家庭もあります。家賃や住宅ローンが月5万円台に収まると、教育費やレジャー費に回せるお金が増えやすくなります。つまり、同じ「余裕」の感覚でも、世帯年収の金額だけでは判断しづらい面があるということです。

また、将来の教育資金や老後資金まで考えると、毎月の手取り収入のうち、2割前後を貯蓄や資産運用に回せると安心感が増します。例えば手取り月40万円なら、8万円を貯蓄にまわせるイメージです。こうした比率も参考にしながら、自分の家庭にとっての「余裕ある年収」を考えてみるとよいでしょう。

最低ラインと『無理』と言える基準

では、子供2人の家庭で、どのくらいの世帯年収になると、かなり厳しいと感じやすいのでしょうか。生活保護の基準や各種の統計を踏まえると、都市部で家賃を払いながら子育てをする場合、世帯年収300万円未満だと、家計管理をかなり工夫しないと厳しいケースが多くなります。家賃や食費、光熱費だけで手取りの大半が消えてしまいやすいからです。

世帯年収300万〜400万円台でも、子供2人となると、教育費や習い事まで十分にお金をかけるのは難しいことがあります。特に住宅ローンや車のローンがある家庭では、固定費の割合が高くなり、急な出費に対応しづらくなることもあります。そのため、このあたりの年収帯では、公立中心の進学や、習い事の数を絞るなど、優先順位を明確にする必要が出てきます。

ただし、祖父母からの支援が多い家庭や、社宅で家賃が低い家庭などは、同じ年収でも負担感が大きく変わります。反対に、都市部で高い家賃を払っている家庭は、世帯年収500万円台でも厳しく感じることがあるでしょう。ですから、「この年収だと絶対に無理」と一概に決めつけることはできません。

一つの目安としては、毎月の収支がほぼトントンで、貯蓄がほとんど増えない状態が長く続くなら、今の年収や支出のバランスが、子供2人の家庭としては厳しめと考えられます。この場合、支出の見直しや、働き方の変更、副業の検討など、何かしらの対策を考えるタイミングと言えるでしょう。

子育てにかかる費用をシュミレーションで把握する

ここでは、子供2人を育てるうえで必要なお金を、教育費と生活費に分けてイメージしていきます。公立と私立の違いや、習い事やレジャー費なども含めて考えると、必要な世帯年収の感覚がつかみやすくなります。

実際にかかる費用は家庭ごとに差がありますが、平均的なデータをもとに、おおまかなシミュレーションをしてみましょう。入学や卒業のタイミングで増える一時的な出費も、あらかじめ知っておくと安心です。

教育費の内訳と公立・私立別の目安

教育費は、子供2人の世帯年収を考えるうえで、特に大きなポイントになります。文部科学省の調査などによると、幼稚園から高校までをすべて公立に通った場合と、私立を選ぶ場合では、かかる総額が大きく違います。まずは公立中心のケースから見てみましょう。

幼稚園から高校までをすべて公立にした場合、1人あたりの教育費は、習い事や塾代を含めて、おおよそ500万〜600万円程度と言われます。2人だと単純計算で1000万前後です。もちろん、習い事の数や塾に通う期間によって、金額は大きく変わります。幼稚園や保育園の無償化制度もあるため、最新の制度内容を確認することも大切です。

一方、小学校から私立に通う場合は、学費の負担が一気に増えます。私立小学校から高校まで通うと、1人あたり1000万〜1500万円程度になるケースもめずらしくありません。さらに私立大学に進学すると、4年間で500万〜700万円程度かかることもあります。子供2人とも私立中心に進学するなら、世帯年収だけでなく、早い段階からの教育資金準備が重要になります。

公立か私立かの選択は、教育方針や地域の学校事情にも左右されます。公立でも塾や通信教育にしっかりお金をかける家庭もありますし、逆に私立でも、塾代を抑えることで全体の費用をコントロールしている家庭もあります。教育費の内訳を、授業料だけでなく、通学費や教材費、給食費なども含めて把握し、自分たちの希望する進路に合わせてシミュレーションしておくと安心でしょう。

毎月かかる生活費

世帯年収を考えるとき、教育費と同じくらい重要なのが、毎月の生活費です。子供2人の家庭では、食費や日用品、光熱費、通信費などが、夫婦2人の頃より確実に増えます。特に食費と子供関連の雑費は、年齢とともにじわじわと上がっていくため、余裕をみておく必要があります。

例えば、都市部で子供2人の4人家族の場合、家賃または住宅ローンが10万〜12万円前後、食費が6万〜8万円、光熱費と通信費で3万〜4万円程度になるケースが多いです。ここに、保険料や交通費、保育園や習い事の費用、衣服代などが加わります。全体として、毎月の生活費は25万〜35万円程度に収まる家庭が多いですが、住宅費や車の有無で大きく変わります。

子供が小さいうちは、おむつ代やミルク代、保育料などがかかります。小学校以降は、給食費や学用品、クラブ活動費が増えていきます。中学生以降になると、部活動や塾代、スマートフォン代など、別の形で支出が増えやすくなります。そのため、年齢ごとの支出の変化も意識しておくと、家計の見通しが立てやすくなります。

毎月の生活費を把握するには、家計簿アプリなどで、3か月ほど実際の支出を記録してみる方法が有効です。平均的な金額より、自分の家庭の実収入と支出のバランスを知ることが大切です。世帯年収の多寡にかかわらず、固定費を適切な水準に抑えられるかどうかが、子供2人の家計を安定させる大きなポイントになります。

習い事・レジャー・進路にかかる追加費用を含めた長期シュミレーション

子供2人の家庭では、学校にかかるお金だけでなく、習い事やレジャー費も無視できません。ピアノや英会話、スポーツ系のクラブなど、1人あたり月1万〜2万円かける家庭も多いです。2人になると、習い事だけで月3万〜4万円になることもあります。ここに、家族での外食や旅行費用が加わると、年間の支出はさらに増えます。

こうした追加費用は、短期的には削ることもできますが、子供の経験や成長の機会にも関わるため、どこまでお金をかけるか悩みやすい部分です。長期的に見ると、小学校高学年から中学生にかけて塾代が増え、高校生になると交通費や食費も上がります。大学進学のタイミングでは、入学金や受験費用、下宿する場合は家賃も発生します。

長期シミュレーションをする際は、子供1人あたりの年間教育費と、習い事やレジャー費を合計し、それを年齢ごとにざっくり並べてみるとイメージしやすくなります。例えば、小学校時代は年間30万〜50万円、中学時代は50万〜80万円、高校時代は60万〜100万円など、自分の希望する進路や習い事の水準に合わせて、数字を置いてみる形です。

このシミュレーションを、子供2人分と世帯年収、そして貯蓄計画と合わせて考えることで、「今の支出ペースで将来の教育費は足りそうか」「どの時期に家計が苦しくなりそうか」といった点が見えてきます。完璧な予測は難しいですが、おおまかな流れをつかんでおくだけでも、将来への不安はかなり軽くなっていくでしょう。

入学や卒業のタイミングで必要になる一時的支出の想定

子育てにかかるお金で見落としがちなのが、入学や卒業、進級のタイミングで発生する一時的な支出です。例えば、小学校入学時には、ランドセルや学習机、通学服や上履きなど、まとめて数万円から十数万円かかることがあります。中学や高校の入学時も、制服や指定のカバン、部活動の道具などで、やはりまとまった出費が発生します。

さらに、高校や大学の入学金や授業料の前納金も、一時的な負担として大きな割合を占めます。特に私立高校や私立大学では、受験料だけでなく、入学手続き時に数十万円単位のお金が必要になる場合があります。子供2人が近い年齢で進学する家庭では、これらの支出が同じ時期に重なる可能性もあります。

こうした一時的支出に備えるには、毎月の生活費とは別に、「進学準備用の貯金」を積み立てておく方法が有効です。例えば、子供1人あたり月5千円〜1万円を、教育資金専用の口座に積み立てておくと、小学校入学から大学進学までの大きな支出に、ある程度対応しやすくなります。ボーナス時に、まとまった金額を教育資金として積み増しする家庭も多いです。

世帯年収に余裕がない時期でも、少額からでも積み立てておくことで、入学時の家計の負担感はかなり違ってきます。進学のタイミングで慌てないためにも、子供が小さいうちから、いつ、どのくらいのお金が必要になりそうか、ざっくりと時系列で把握しておくと安心です。

世帯年収別の収支例と貯蓄・資金確保の目安

ここからは、世帯年収ごとの収支イメージを見ながら、子供2人の家庭でどのくらい貯蓄や教育資金を確保していけるかを考えていきます。実際の家計は家庭によって大きく違いますが、ざっくりした目安を知ることで、自分の立ち位置を把握しやすくなります。

共働きか単一所得かによる違いや、教育費のために年間どのくらい貯金しておきたいかも整理します。あくまで一例として参考にしながら、自分の家計に合わせて調整してみてください。

年収別ケース比較

世帯年収ごとの収支バランスをイメージするために、いくつかのケースを簡単に見てみます。ここでは、都市部で賃貸または住宅ローンあり、子供2人の4人家族を想定します。実際には地域や家族構成でかなり違うため、あくまで参考例として捉えてください。

まず、世帯年収400万円台の場合、手取りはおおよそ月25万〜28万円前後になることが多いです。家賃や住宅ローンに10万円前後かけると、残りで食費や光熱費、保険料、通信費、保育料などをやりくりする必要があります。この水準では、教育費やレジャー費を抑えながら、少しずつ貯蓄していく形が現実的です。ボーナスがある場合は、その多くを貯金や一時的な支出に回す家庭も多いでしょう。

次に、世帯年収600万円台では、手取りが月35万〜40万円前後になるイメージです。このくらいになると、住宅費や生活費を抑えつつ、教育費や習い事にもある程度お金をかけながら、年間50万〜100万円程度の貯蓄を目指すことも可能です。ただし、車の維持費や高めの家賃など固定費が大きいと、思ったほど余裕を感じられないケースもあります。

世帯年収800万円台以上になると、手取り月45万〜50万円以上を確保しやすくなります。この水準では、子供2人を公立中心で育てる場合、習い事やレジャーも含めて、比較的余裕を持った家計管理がしやすくなります。将来の教育資金や老後資金に向けて、資産運用を組み合わせながら、計画的に貯蓄していく家庭も増えます。ただし、年収が高いほど税金や社会保険料も増えるため、手取りベースでの管理が重要です。

どの年収帯でも、ポイントは「固定費をどこまでコントロールできるか」です。世帯年収が高くても、住宅費や保険料、車関連の費用が大きすぎると、貯蓄に回せるお金が少なくなります。一方、年収がそこまで高くなくても、固定費を抑えられれば、必要な教育費を確保しつつ、着実に貯金していくことも十分可能です。

共働き世帯と単一所得世帯の差額

子供2人の家庭では、共働きか、どちらか一方の収入だけかによって、世帯年収と手取り額が大きく変わります。共働き世帯は、収入が増える一方で、保育料や学童保育の費用、家事の外注費なども発生しやすいです。単一所得世帯は、収入面では不利に見えても、子供の預け先にかかるお金を抑えられる場合があります。

例えば、夫の年収500万円、妻の年収150万円の共働き世帯と、夫のみ年収500万円の単一所得世帯を比べてみます。共働きの場合は、世帯年収650万円になり、手取りも増えますが、保育園や学童の費用、通勤費などがかかります。また、時間に余裕がないため、外食や惣菜が増え、食費が高くなりやすい面もあります。

一方、単一所得世帯では、世帯年収は500万円ですが、配偶者控除や社会保険料の負担が軽くなる場合があります。保育園を利用しない、もしくは短時間利用にすることで、育児関連の支出を抑えられることもあります。その代わり、将来の年金額や、いざという時の収入源が一つに偏るリスクがあります。

共働きか単一所得かは、単純に年収の多さだけで判断するのではなく、家事や育児の時間配分、夫婦の働き方の希望、子供の預け先の状況なども含めて考えることが大切です。世帯年収が増えても、心身の負担が大きくなりすぎると、長続きしない可能性もあります。逆に、収入を少し増やすことで、教育費や貯蓄に余裕が生まれ、精神的な安心感が増すケースもあります。

教育費を確保するための年間貯蓄目安と貯金計画

子供2人の教育費を確保するには、世帯年収の中から、どのくらいのペースで貯蓄していくかを決めておくと安心です。公立中心で大学まで進学させる場合でも、入学金や受験料、在学中の生活費などを含めると、それなりの金額になります。私立や下宿を考えるなら、より早い段階から計画的な準備が必要になります。

一つの目安として、子供1人あたり、大学進学時までに300万〜500万円程度を用意できると、進路の選択肢が広がりやすくなります。2人なら合計600万〜1000万円ほどです。これを18年間で割ると、年間30万〜50万円、月あたり2万5千〜4万円前後の貯蓄が目安になります。もちろん、この数字はあくまで一般的な目安であり、進学先や奨学金の利用状況によって変わります。

貯金計画を立てる際は、子供が小さいうちは少し多めに貯めておき、教育費が本格的にかかる中学・高校時代には、貯蓄ペースを落とす方法もあります。ボーナスがある場合は、その一部を教育資金専用の口座に振り分けると、無理なく貯めやすくなります。学資保険やつみたて型の金融商品を組み合わせる家庭もありますが、元本割れの可能性や途中解約の条件などをよく確認しておく必要があります。

大切なのは、「いつまでに、だいたいいくら必要になりそうか」を把握し、それに向けて現実的な金額を毎月の家計に組み込むことです。完璧な計画でなくても、方向性が決まっているだけで、日々のお金の使い方が変わってきます。世帯年収や家計の状況に合わせて、無理のない範囲で教育資金の貯蓄を続けていくことが、結果的に大きな安心につながっていくでしょう。

学費負担を軽くする制度・給付の組み合わせ例

子供2人の教育費を考えるとき、公的な制度や給付金を上手に活用することで、世帯年収にかかわらず負担を軽くできる可能性があります。代表的なものとして、児童手当、高等学校等就学支援金、大学の授業料減免や給付型奨学金などがあります。制度は年齢や所得によって対象が変わるため、定期的に最新情報を確認することが大切です。

例えば、児童手当は中学生まで支給されるため、その一部または全部を教育資金として貯蓄する家庭も多いです。子供2人分の児童手当を、使わずに積み立てるだけでも、数十万円規模の教育資金になります。高校では、一定の所得未満であれば、授業料を実質的に軽減できる就学支援金制度が利用できる場合があります。大学でも、世帯年収や資産状況によっては、授業料の減免や給付型奨学金の対象となるケースがあります。

これらの制度は、それぞれ申請が必要だったり、自治体ごとに上乗せの支援があったりと、条件が細かく分かれています。そのため、自分の家庭がどの制度の対象になりそうかを、早めに調べておくとよいでしょう。特に高校や大学の進学時期には、出願のタイミングと同時に、奨学金や授業料減免の申請も進める必要があります。

公的な給付や支援を前提にしすぎるのはリスクもありますが、「使えるものは使う」という姿勢で情報を集めておくことは、子供2人の教育費負担を軽くするうえで大きな助けになります。制度は変更される可能性もあるため、文部科学省や各学校、自治体の公式サイトで、最新の条件や申請方法を確認しておきましょう。

所得を増やす・支出を減らす具体的な方法

世帯年収が限られていても、支出の見直しや働き方の工夫によって、子供2人の教育費や貯蓄に回せるお金を増やせる場合があります。この章では、住宅ローンや保険、通信費などの固定費の削減と、収入を増やすための考え方を整理します。

さらに、資産運用や公的制度を活用して教育資金を作る方法や、学資保険や奨学金との組み合わせ方にも触れます。すべてを一度に実行する必要はないので、自分の家庭で取り入れやすいところから検討してみてください。

住宅ローン・保険・通信費の削減アイデア

子供2人の家庭では、毎月の固定費をどこまで抑えられるかが、家計の余裕を左右します。特に、住宅ローンや家賃、保険料、通信費は、見直しの効果が大きい項目です。世帯年収を増やすのは時間がかかる一方で、固定費の削減は比較的早く取り組めるため、教育費に回せるお金を確保したい家庭には有効な方法です。

住宅ローンについては、現在の金利より低い水準で借り換えができる場合、総返済額を減らせる可能性があります。ただし、手数料や諸費用もかかるため、トータルでどのくらい得になるかを試算することが大切です。賃貸の場合は、更新のタイミングで家賃の安い物件に引っ越す選択肢もありますが、引っ越し費用とのバランスを見て判断する必要があります。

保険料は、家計の中で意外と大きな割合を占めることがあります。生命保険や医療保険に複数加入している場合、保障内容が重複していないかを確認し、必要な保障と不要な部分を整理するとよいでしょう。子供の医療費については、自治体の助成制度があることも多いため、実際にどこまで保険でカバーする必要があるか、冷静に見直すことが大切です。

通信費は、スマートフォンの料金プランやインターネット回線の見直しで、月数千円〜1万円ほど削減できるケースもあります。格安スマホへの乗り換えや、家族割の活用など、複数の選択肢を比較してみる価値があります。こうした固定費の見直しで浮いたお金を、そのまま教育資金や貯蓄に回すことで、世帯年収が変わらなくても、将来に備える力を高めていくことができるでしょう。

働き方で収入を増やす方法

子供2人の教育費や将来の貯蓄を考えると、世帯年収を増やしたいと感じる方も多いはずです。ただ、長時間労働で体力を削ってしまうと、育児や家事との両立が難しくなります。そこで、働き方を工夫しながら、無理のない範囲で収入を増やす視点が大切になります。

まず検討しやすいのは、現在の職場での昇給や昇進、資格取得による手当アップなどです。同じ職場で収入を増やせれば、転職のリスクを取らずに済みます。社内で評価されやすいスキルや資格を確認し、数年単位で年収を上げていくイメージを持つとよいでしょう。配偶者がパートやアルバイトから、少し勤務時間を増やしたり、時給の高い職種に変えたりするだけでも、世帯年収は着実に増えていきます。

転職も、世帯年収を上げる一つの選択肢です。ただし、収入だけでなく、勤務時間や通勤時間、福利厚生、在宅勤務の可否なども含めて総合的に判断する必要があります。子供2人の育児と両立しやすい職場かどうかは、長期的な収入にも影響します。転職エージェントやキャリア相談を活用しながら、自分のスキルや希望に合った職場を検討するのも一案です。

副業については、世帯年収を補う手段として関心が高まっています。クラウドソーシングを利用した在宅ワークや、週末だけのアルバイトなど、時間と体力に合わせた働き方を選べます。ただし、本業に支障が出ないようにすることと、会社の副業規定を必ず確認することが重要です。収入を増やす手段はさまざまですが、家族全体の健康や生活リズムを大切にしながら、現実的な範囲で選んでいくことが大切でしょう。

資産運用と制度活用で教育資金を作る

子供2人の教育資金を準備する際、銀行預金だけでなく、資産運用を組み合わせることで、効率的にお金を増やせる可能性があります。ただし、運用には元本割れのリスクもあるため、仕組みを理解したうえで、無理のない範囲で利用することが前提になります。ここでは、一般的な考え方と、公的制度の活用方法を簡単に整理します。

長期でコツコツと積み立てる場合、投資信託を使った積立投資が選択肢になります。特に、税制優遇が受けられるNISAや、老後資金向けのiDeCoなどは、運用益が非課税になるメリットがあります。教育資金にはNISAを、老後資金にはiDeCoを使うといった形で、目的に応じて使い分ける家庭も増えています。ただし、商品選びやリスクの取り方によって結果は大きく変わるため、分からない点はファイナンシャルプランナーなど専門家に相談するのも一つの方法です。

資産運用を教育資金に使う場合は、子供の進学時期から逆算して、リスクを取る期間と抑える期間を分ける考え方も大切です。例えば、大学進学まで10年以上あるうちは、値動きのある商品で積み立てを行い、進学が近づくにつれて、預金など安全性の高い資産に少しずつ移していく方法です。こうすることで、直前の相場変動で大きく資金が目減りするリスクを抑えやすくなります。

制度や商品の内容は、数年ごとに変更されることがあります。そのため、NISAやiDeCo、投資信託のルールは、金融庁や運用会社の公式サイトなどで、最新情報を確認することが重要です。資産運用は万能ではありませんが、世帯年収に対して貯蓄だけでは目標額に届きにくい場合の一つの選択肢として、慎重に検討してみる価値はあるでしょう。

学資保険・奨学金・公的給付の活用と組み合わせ方

教育資金の準備には、学資保険や奨学金、公的な給付制度など、さまざまな手段があります。子供2人の家庭では、これらを単体で考えるのではなく、組み合わせて活用することで、世帯年収に応じた現実的なプランを立てやすくなります。それぞれの特徴を理解し、自分の家計に合うバランスを探ることが大切です。

学資保険は、毎月一定額を保険会社に払い込み、子供の入学時期などに合わせて給付金を受け取る仕組みです。強制的に貯蓄できる点や、契約者に万一のことがあった場合の保障がつく点がメリットとされます。一方で、途中解約すると元本割れする可能性があることや、インフレに弱い面がデメリットとして挙げられます。利回りも、低金利の影響で以前ほど高くはないため、保障と貯蓄をどう評価するかがポイントになります。

奨学金には、返済が必要なものと、返済不要の給付型があります。日本学生支援機構の奨学金のほか、大学独自の奨学金や自治体の支援もあります。世帯年収や成績などの条件があるため、利用を検討する場合は、早めに情報収集しておくとよいでしょう。奨学金を利用する場合でも、卒業後の返済計画を具体的にイメージしておくことが重要です。

公的給付としては、児童手当のほか、高等教育の修学支援新制度などが代表的です。これらは、所得制限や資産要件が設けられていることが多いため、自分の世帯年収や家族構成がどの区分に当てはまるかを確認する必要があります。学資保険である程度の教育資金を準備しつつ、足りない分を奨学金や給付制度で補うといった形で、複数の手段を組み合わせると、負担を分散しやすくなります。

学資保険・奨学金・進学費用の現実的な対処法

ここでは、子供2人の進学費用にどう向き合うかを、もう少し踏み込んで考えていきます。学資保険のメリットと注意点、奨学金の種類や返済の考え方、国公立と私立でどのくらい学費が違うのかを整理します。

進路選択は、子供の希望だけでなく、家計への影響も無視できません。家族で話し合う際の判断材料として、現実的な数字やポイントを押さえておきましょう。

学資保険のメリット・デメリットと他の資産形成との比較

学資保険は、子供の教育資金づくりの定番として知られていますが、近年は低金利の影響もあり、預金や投資信託など他の資産形成との比較が重要になっています。子供2人の教育資金を考える場合、学資保険をどの程度使うかは、家庭ごとの考え方やリスク許容度によって変わります。

学資保険のメリットとしては、まず「強制力」が挙げられます。毎月の保険料が口座から自動で引き落とされるため、つい教育資金を使ってしまう心配が減ります。また、契約者である親に万が一のことがあった場合、それ以降の保険料の払い込みが免除され、予定どおりの学資金が受け取れるタイプもあります。これは、万一の際にも、子供2人の進学資金をある程度確保できる点で安心材料になります。

一方で、デメリットもあります。途中で解約すると、払い込んだ保険料の総額より受け取る金額が少なくなることが多く、家計が苦しくなったときに柔軟に引き出しにくい面があります。返戻率も、商品や契約条件によりますが、預金と比べて大きく有利とは言えないケースもあります。インフレで学費が上がった場合、固定された給付金だけでは足りなくなる可能性もあります。

投資信託などを使った積立投資は、長期的には預金や学資保険より高いリターンを期待できる一方で、元本割れのリスクがあります。学資保険と比べて、途中で引き出しやすい点や、積立額を柔軟に変えられる点はメリットです。どちらが良いかは一概に言えないため、学資保険を「安全性の高い土台」として少額利用し、残りを預金や運用で補うなど、組み合わせを検討するのも一つの方法でしょう。

奨学金の種類と利用時の返済プラン作成ポイント

子供2人が高校や大学に進学する際、奨学金を利用する家庭は少なくありません。奨学金には大きく分けて、返済が必要な貸与型と、返済不要の給付型があります。日本学生支援機構が代表的ですが、大学独自や自治体の奨学金もあり、種類は多岐にわたります。それぞれ、世帯年収や学力、在住地域などによって条件が異なります。

貸与型奨学金は、卒業後に毎月一定額を返済していく仕組みです。無利子の第一種奨学金と、有利子の第二種奨学金があり、借りられる金額や条件が違います。返済期間は10年〜20年程度に設定されることが多く、借入額が大きいと、月々の返済負担も重くなります。子供の将来の手取り収入を考えながら、無理のない範囲で借入額を決めることが重要です。

給付型奨学金は、返済の必要がないため、家計にとっては大きな助けになりますが、対象となる条件が厳しめなこともあります。早い段階から情報収集し、学校の先生や進路指導担当者とも相談しながら、応募できる制度を洗い出しておくとよいでしょう。大学によっては、入学前の合格段階で、奨学金の候補者に内定を出す制度もあります。

奨学金を利用する場合のポイントは、「借りる前から返済プランを具体的に考える」ことです。例えば、卒業後に就く可能性の高い職種の平均年収や、手取り額を参考にしながら、毎月いくらまでなら返済しても生活に支障が出にくいかを家族で話し合っておくと安心です。子供自身にも、奨学金は「将来の自分が返すお金」であることを理解してもらうことで、進学後の生活費やアルバイトの計画にも良い影響が出やすくなります。

私立・国公立別の学費試算

子供2人の進学費用を考えるうえで、国公立と私立の学費差は大きなポイントになります。文部科学省などのデータをもとにすると、大学4年間の学費は、国公立と私立文系、私立理系で大きく異なります。ここではあくまで一般的な目安として、ざっくりとした金額感を整理します。

国公立大学の場合、入学金と授業料を合わせた4年間の学費は、おおよそ250万〜300万円程度とされます。私立文系大学では、4年間で400万〜500万円前後、私立理系では500万〜700万円程度になることもあります。医歯薬系の学部では、さらに高額になるケースが多いです。これに加えて、自宅外通学の場合は、家賃や生活費として年間100万〜150万円程度が必要になることもあります。

子供2人がどの進路を選ぶかによって、必要な教育資金の合計は大きく変わります。例えば、2人とも国公立大学に自宅から通う場合と、2人とも私立理系で下宿する場合では、総額で数百万円から1000万円以上の差が出ることもあります。そのため、世帯年収や貯蓄状況を踏まえながら、どの程度まで私立や下宿を許容できるか、家族で話し合っておくことが大切です。

もちろん、進学先は子供の学力や興味、将来の目標によって決まるため、学費だけで選ぶことは現実的ではありません。ただ、学費の違いを事前に知っておくことで、高校生の段階から奨学金や給付制度の情報収集を始めたり、アルバイトや貯蓄の計画を立てたりしやすくなります。学費の目安は、文部科学省や各大学の公式サイトで最新の情報を確認しておくとよいでしょう。

進路選択が家計に与える影響と家族で決めるための判断基準

子供2人の進路選択は、家計にとって大きなテーマです。どの学校を選ぶかは、子供の将来に直結する重要な決断ですが、同時に、家族全体の経済的な負担にも影響します。世帯年収や貯蓄額、兄弟の年齢差などを踏まえながら、無理のない範囲で選択肢を広げることが求められます。

判断基準の一つは、「その進路を選んだ場合の総費用」を、できるだけ具体的に把握することです。入学金と授業料だけでなく、通学費や教科書代、実習費、下宿費用なども含めて試算してみます。さらに、奨学金や給付制度を利用した場合と、利用しない場合で、家計への影響がどう変わるかも比較してみるとよいでしょう。

もう一つの基準は、「家族全体のライフプランとのバランス」です。例えば、上の子に多額の教育費をかけすぎると、下の子の進学時に余裕がなくなる可能性もあります。親の老後資金や住宅ローンの返済計画も含めて、どこにどのくらいお金を配分するかを、長い目で見て考える必要があります。時には、希望する進路を少し修正したり、浪人を避ける選択をしたりといった現実的な判断も出てくるかもしれません。

進路について話し合うときは、子供の夢や希望を尊重しつつ、家計の状況も正直に共有することが大切です。親だけで決めるのではなく、子供自身にも「お金の話」を分かりやすく伝えることで、奨学金の利用やアルバイトの計画など、自分事として考えてもらいやすくなります。最終的には、家族全員が納得できる形で決めていくことが、進学後の生活にも良い影響を与えるでしょう。

子育て世帯が直面するリスクと備え

子供2人を育てる中で、世帯年収が一時的に減ったり、公的な支援制度が変わったりする可能性もあります。この章では、収入減や病気などのリスクにどう備えるかと、制度変更に対応できる家計の柔軟性について考えます。

また、教育費の負担が夫婦関係や働き方に与える影響にも触れます。お金の不安を一人で抱え込まず、家族で共有しながら乗り越えるための視点を整理していきましょう。

収入減・失業・病気に備える緊急資金と保険の考え方

子供2人の家庭では、世帯年収が急に減るリスクへの備えが、安心して子育てを続けるための土台になります。例えば、親の失業や病気、ケガなどで働けなくなった場合、毎月の生活費や住宅ローンの返済をどうするかは大きな課題です。こうした事態に備えるには、緊急資金と保険の両面から考えておくことが大切です。

緊急資金とは、収入が途絶えたときに、しばらくの間生活を維持するための貯蓄です。一般的には、生活費の3か月〜半年分程度を目安にすることが多いですが、住宅ローンや家族構成によって必要額は変わります。例えば、毎月の生活費が30万円なら、少なくとも90万〜180万円程度を、すぐに引き出せる普通預金などで確保しておくイメージです。この緊急資金は、教育資金や老後資金とは分けて管理すると、いざというときに迷わず使いやすくなります。

保険については、死亡保険や医療保険、就業不能保険などがあります。子供2人がまだ小さいうちは、親に万が一のことがあった場合の生活費や教育費をカバーするため、一定の死亡保障が必要になるケースが多いです。一方で、医療保険は、公的医療保険の自己負担上限や、高額療養費制度なども踏まえて、本当に必要な保障額を検討することが重要です。必要以上に保険料を払いすぎると、毎月の家計を圧迫してしまいます。

保険は一度加入すると見直しを忘れがちですが、子供の年齢や世帯年収、貯蓄額が変わるにつれて、必要な保障も変化します。定期的に保障内容と保険料を確認し、過不足のないバランスを保つことが、子供2人の家庭にとって現実的なリスク対策と言えるでしょう。

制度変更や支援削減が起きたときの対応策と家計の柔軟性確保

子育て世帯にとって、児童手当や保育料の無償化、高校や大学の授業料支援など、公的な制度は大きな助けになります。ただ、これらの制度は、政治や財政状況の変化によって、将来的に見直される可能性があります。子供2人の長い子育て期間を考えると、「今ある制度がずっと続く」とは限らない前提で家計を考えておくことが大切です。

制度が変わったときに家計への影響を抑えるためには、一定の貯蓄と、支出を調整できる柔軟性が重要になります。例えば、児童手当を生活費に完全に組み込んでしまうのではなく、できる範囲で教育資金として貯蓄しておくと、万が一支給額が減った場合でも、すぐに生活が立ち行かなくなるリスクを下げられます。保育料や授業料の支援が変わったときにも、固定費を見直す余地があれば、家計を立て直しやすくなります。

家計の柔軟性を高めるには、「固定費を増やしすぎない」「収入源を一つに依存しすぎない」といった考え方も役立ちます。例えば、高額な住宅ローンや車のローンを抱えすぎると、制度変更や収入減があったときに、すぐに対応できなくなる可能性があります。共働きや副業などで、収入源を分散しておくことも、リスク分散の一つの方法です。

公的制度の内容は、厚生労働省や文部科学省、自治体の公式サイトで随時更新されています。子供2人の進学や保育のタイミングごとに、「今利用できる支援は何か」「将来どう変わる可能性があるか」を確認する習慣をつけておくと、制度変更があっても慌てずに対応しやすくなるでしょう。

教育費負担が夫婦関係・働き方に与える影響

子供2人の教育費や生活費の負担は、家計だけでなく、夫婦の関係や働き方にも影響を与えます。世帯年収を増やそうと無理に働きすぎると、心身の疲れや育児の負担が偏り、ストレスがたまりやすくなります。逆に、収入を抑えすぎると、将来のお金の不安が大きくなり、これもまた家庭内の緊張につながることがあります。

教育費のことを考えると、「子供のために、もっと働かなければ」という気持ちになりがちです。しかし、親が疲れ切ってしまうと、子供との時間やコミュニケーションが減り、家庭全体の満足度が下がる可能性もあります。大切なのは、「どのくらいの生活レベルと教育水準を目指すのか」を、夫婦で率直に話し合い、家族にとっての現実的なラインを共有することです。

例えば、「旅行は年に1回程度にして、その分教育資金に回す」「私立はどうしても行きたい場合に限定し、基本は公立を軸に考える」など、家族ごとのルールを決めておくと、日々の選択がしやすくなります。夫婦で役割分担を見直し、どちらか一方だけに負担が集中しないようにすることも重要です。共働きの場合は、家事や育児の外注も選択肢に入れながら、長く続けられる働き方を探る必要があります。

教育費の負担そのものよりも、「お金の不安を一人で抱え込むこと」が、夫婦関係に悪影響を与えやすいと言われます。定期的に家計の状況を共有し、一緒に数字を確認する時間を持つことで、問題を早めに発見しやすくなります。お金の話をタブーにせず、家族の将来を一緒に考えるきっかけにしていくことが、子供2人の家庭にとって大きな支えになるでしょう。

まとめ

子供2人の家庭で必要な世帯年収は、住んでいる地域や住宅費、進路の選び方などによって大きく変わります。一般的には、世帯年収500万〜700万円前後が一つの目安とされますが、祖父母からの支援や固定費の水準によって、同じ年収でも家計の余裕は違ってきます。大切なのは、平均値にとらわれすぎず、自分の家庭の収支を具体的な数字で把握することです。

教育費や生活費をシミュレーションし、入学時の一時的な出費や、将来の大学進学費用も含めて、おおまかな全体像をつかんでおくと安心です。そのうえで、住宅ローンや保険、通信費などの固定費を見直し、共働きや副業、資産運用、公的制度の活用など、家庭に合った方法で「使えるお金」を少しずつ増やしていくことが現実的な対策になります。

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この記事を書いた人

田中 壮のアバター 田中 壮 株式会社TFPグループ代表取締役

2009年、株式会社STEPに入社し、システム開発を担当。市川市消防局でのレスキュー隊の経験を経て、2013年にプルデンシャル生命保険株式会社に入社し保険業界へ。2014年には個人保険販売ランキングで全社営業マン約4,000人中4位となり、2015年に営業所長に就任。その後、保険代理店(株式会社イコールワン)を共同創業。2018年に株式会社TFPグループを設立し、代表取締役に就任。自身はMDRT(生命保険・金融サービスの専門家が所属するグローバル組織)2024年度TOT(トップ・オブ・テーブル/最上級の資格)基準を達成。

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