ろうきんの積立NISAの評判は?メリット・デメリットを徹底解説

ろうきんの積立NISAの評判は?メリット・デメリットを徹底解説【2025年最新版】

監修者

監修者
田中壮

TFPグループ 代表取締役 田中 壮

2009年、株式会社STEPに入社し、システム開発を担当。市川市消防局でのレスキュー隊の経験を経て、2013年にプルデンシャル生命保険株式会社に入社し保険業界へ。2014年には個人保険販売ランキングで全社営業マン約4,000人中4位となり、2015年に営業所長に就任。その後、保険代理店(株式会社イコールワン)を共同創業。2018年に株式会社TFPグループを設立し、代表取締役に就任。自身はMDRT(生命保険・金融サービスの専門家が所属するグローバル組織)2024年度TOT(トップ・オブ・テーブル/最上級の資格)基準を達成。

ろうきんの積立NISAが気になるけれど、本当に自分に合うのか不安に感じていないでしょうか。ネット証券とどちらが良いか、評判や口コミも気になるところだと思います。

この記事では、ろうきんの積立NISAの評判を整理しつつ、メリットとデメリットを分かりやすく解説します。口座開設の流れやリスクの考え方にも触れるので、比較検討の材料として使いやすい内容を目指しました。

目次

ろうきんの積立NISAの評判・口コミ

ろうきんの積立NISAについては、安心感を評価する声と、商品数の少なさを気にする声が分かれがちです。どちらも一理あるため、自分の目的と照らし合わせて見ることが大切になります。

ここでは、良い評判と悪い評判をそれぞれ整理し、なぜそのような口コミになるのか背景も補足します。具体的なイメージを持つことで、ほかの金融機関との比較もしやすくなるはずです。

良い評判・口コミ

良い評判としてよく聞かれるのは、ろうきんならではの安心感と、窓口で相談しやすい雰囲気です。労働組合や生協などの団体とつながりが深い金融機関という点から、昔から給与振込やローンで利用しており、その延長で積立NISAを始めたという人も少なくありません。

店舗で職員に直接質問できるため、NISAや投資信託の仕組みがよく分からない人にとっては心強いという声が多いです。専門用語をかみ砕いて説明してくれた、将来の資産づくりの目的を一緒に考えてくれたなど、対面相談を評価する口コミも見られます。

また、インターネットバンキングやWebページから残高や取引状況を確認できる点も、一定の評価があります。ネット証券ほど機能は多くない場合もありますが、預金やローンと同じ画面でNISA口座を見られるため、家計全体の管理がしやすいと感じる人もいるようです。

さらに、定期預金とのセットで金利が上乗せされるキャンペーンを利用し、貯蓄と積立を両立しているケースもあります。こうした「お金の置き場所をまとめやすい」という点が、ろうきんの積立NISAの良い評判につながっていると考えられます。

悪い評判・口コミ

一方で、悪い評判として多いのは、対象となる投資信託の本数が少ないという点です。ネット証券や大手証券会社と比べると、選べるファンドの種類が限られやすく、インデックスファンドのラインナップも絞られているケースがあります。

そのため、外国株式や先進国株式など、より細かく分散投資したい人にとっては、物足りないと感じることがあるようです。信託報酬や手数料の水準も、ネット証券で扱う低コストファンドと比較すると、やや割高に見える商品が含まれる場合があります。

口コミの中には、窓口で提案されたファンドのコストが高めだった、長期の資産運用にはもう少し安い投資信託を選びたかったという声も見られます。もちろん、ろうきん側も一定の基準で商品を選定していますが、コスト最優先でNISAを活用したい人には合わないこともあるでしょう。

また、インターネットで完結する証券会社と比べると、申込や各種手続きに時間がかかるという指摘もあります。スマホだけでサクッと口座開設したい人や、細かく積立設定を変えたい人にとっては、やや不便と感じる可能性があります。

ろうきんの積立NISAの概要

ろうきんの積立NISAは、少額投資非課税制度を使って、毎月コツコツと投資信託を積み立てるサービスです。18歳以上の個人が対象で、年間の非課税投資枠の範囲内で、長期の資産形成を目指す仕組みになっています。

取引は、専用のNISA口座を開設したうえで、対象商品からファンドを選び、積立金額や毎月の買付日を決める流れです。預金やローンと同じろうきんで管理できるため、家計の中での位置づけを意識しながら、計画的にお金を増やしたい人に向いた制度といえます。

ろうきんの積立NISAのメリット

ろうきんの積立NISAには、地域密着の金融機関ならではの安心感や、サポートの手厚さといった利点があります。ネットだけでは不安な人にとって、対面で相談できる点は大きな魅力になりやすいです。

また、投資信託のラインナップをあえて絞ることで、初心者でも選びやすい環境を整えている側面もあります。定期預金との併用キャンペーンなど、ろうきん独自のサービスもあるため、自分の目的に合うかどうかを順番に見ていきましょう。

地方密着型で親切な対応が期待できる

ろうきんは、地域の働く人たちを支えることを目的にした金融機関です。中央労働金庫や各地のろうきんは、労働組合や生協などの団体と連携しながら、ローンや預金、資産運用の相談に乗ってきた歴史があります。

そのため、積立NISAについても、投資の経験が少ない人に寄り添った説明をしてくれるケースが多いと考えられます。店頭窓口で、NISA制度の基本から、投資信託の仕組み、リスクの種類まで、順を追って話を聞ける点は安心材料になるでしょう。

特に、投資に対して不安が強い人や、ネットでの情報収集が苦手な人にとっては、顔の見える担当者がいることが心の支えになりやすいです。ライフプランや将来の生活費のイメージを一緒に整理しながら、毎月の積立金額を決めていく相談も期待できます。

もちろん、担当者との相性や店舗による対応の差はありますが、地域密着型の金融機関として、長く付き合っているお客さまを大切にする文化がある点は、ろうきんの積立NISAのメリットの一つといえるでしょう。

少数精鋭の銘柄構成で初心者に優しい

ろうきんの積立NISAでは、取扱い商品の数が比較的絞られていることが多いです。一見すると選択肢が少なく不利に思えますが、どれを選べばよいか分からない初心者にとっては、かえって迷いが少なくなる面もあります。

対象商品は、長期の資産形成に向いた投資信託を中心に、一定の基準で選定されているケースが一般的です。インデックスファンドやバランスファンドなど、分散投資がしやすいファンドが多く、極端にリスクの高い商品は少ない傾向があります。

投資に慣れていない段階で、何百本ものファンドから自分で選ぶのは負担が大きくなりがちです。その点、ろうきんのように少数精鋭でラインナップを用意している金融機関では、職員の説明を聞きながら、候補を数本に絞り込むことがしやすくなります。

もちろん、細かくカスタマイズしたい人には物足りない場合もありますが、「まずはつみたてNISAを始めてみたい」「最低限の分散投資をしながら様子を見たい」といった人には、選びやすさという意味でメリットがあると考えられます。

オンライン&対面相談が可能

ろうきんの積立NISAは、店舗での対面相談に加え、インターネットバンキングやWebサイトを通じたオンラインの利用も組み合わせやすい仕組みです。口座開設の一部手続きや、積立金額の変更、残高の確認などは、パソコンやスマホから行える場合があります。

日常的な取引や確認はオンラインで行い、制度の変更や運用方針の見直しなど、大事な話は店舗で相談するという使い分けも可能です。時間に余裕があるときは窓口でじっくり話を聞き、忙しい時期はインターネット中心で管理するなど、自分の生活スタイルに合わせて調整できます。

また、ろうきんによっては、Webでの事前予約やオンライン相談の案内を行っているところもあります。資料請求や目論見書の交付も、店頭とオンラインを組み合わせて受け取れることがあり、完全に紙だけのやり取りに縛られない点は便利といえるでしょう。

ネット証券ほど高度な機能はない場合が多いものの、「すべて対面だけ」「すべてネットだけ」ではなく、両方の良いところを取り入れられることが、ろうきんの積立NISAの使いやすさにつながっていると考えられます。

定期預金と併用で金利優遇キャンペーンがある

ろうきんの特徴として、定期預金と積立NISAを組み合わせたキャンペーンを行うことがあります。たとえば、一定金額以上を投資信託でつみたてしつつ、定期預金も契約すると、定期預金の金利が優遇されるといった内容です。

通常、預金の金利は低めに抑えられていますが、こうしたキャンペーンを活用すると、一部の資金を預金で安全に保ちつつ、残りをNISAで長期運用するといったバランスを取りやすくなります。貯蓄と資産運用の中間的な形で、お金の使いみちを分けたい人には魅力的な組み合わせでしょう。

もちろん、キャンペーンの内容や金利の水準は、時期や各ろうきんによって異なります。最新の条件や対象商品、適用期間などは、必ず公式サイトや店頭で確認することが必要です。金利だけで判断するのではなく、預金と投資の比率が自分のリスク許容度に合っているかも、あわせて検討したいところです。

こうした定期預金との併用は、すべてを投資に回すのが不安な人にとって、心理的なハードルを下げる役割もあります。ろうきんの積立NISAをきっかけに、貯蓄と投資を組み合わせた資産づくりを考えるうえで、チェックしておきたいポイントといえるでしょう。

ろうきんの積立NISAのデメリット

ろうきんの積立NISAには、安心感やサポートの面でメリットがある一方、商品数やコスト面での弱点もあります。とくに、ネット証券などと比較すると、投資信託の選択肢が限られやすく、信託報酬が高めのファンドが含まれることもあります。

また、積立設定の自由度や、細かな運用のカスタマイズという点では、ネット専業の証券会社ほど柔軟ではない場合があります。これらのデメリットを理解したうえで、自分の重視するポイントと合うかどうかを見極めていくことが大切です。

商品数が少ない

ろうきんの積立NISAでよく指摘されるデメリットが、取扱い商品の数が少ないことです。ネット証券では、国内外の株式や債券に投資する投資信託が多数ラインナップされており、インデックス型からアクティブ型まで幅広く選べることが一般的です。

それに対して、ろうきんでは、金融機関としての方針や運営管理の考え方に基づき、対象商品を絞り込んでいるケースが多く見られます。一定の基準で選ばれているとはいえ、「先進国株式に特化したインデックスファンドを選びたい」「オルカンと呼ばれる全世界株式ファンドを複数社から比較したい」といった細かな希望には、応えにくい場面も出てきます。

また、NISA制度の非課税投資枠を、できるだけ自分好みのポートフォリオで使い切りたいと考える人にとっては、選択肢の少なさが物足りなさにつながりがちです。将来の資産形成を考えるうえで、銘柄の分散だけでなく、運用スタイルの分散も意識したい人には、やや不向きに感じられる可能性があります。

このように、商品数の少なさは「選びやすさ」というメリットと表裏一体の面があります。自分がどこまで自由度を求めるかによって、デメリットになるかどうかが変わってくる点を意識しておくとよいでしょう。

信託報酬が割高なケースがある

ろうきんの積立NISAで取り扱う投資信託の中には、信託報酬がネット証券の低コストファンドと比べて高めに設定されているものも見られます。信託報酬とは、ファンドの運用や管理にかかる費用であり、保有している間、毎日少しずつ差し引かれるコストです。

長期の積立では、この信託報酬の差が、将来の資産額にじわじわと影響してきます。同じような株式インデックスファンドでも、年率のコストがわずかに違うだけで、20年、30年と続けた場合の差は無視できないものになることがあります。

ろうきんでは、一定の基準で投資信託を選んでいるため、極端に高コストな商品は避けられていることが多いと考えられます。しかし、SBI証券や楽天証券などのネット証券が扱う、業界最低水準の信託報酬のファンドと比べると、どうしても割高に見えるケースは出てきます。

そのぶん、対面での相談やサポート、店舗網の維持といったサービスが受けられるという見方もできます。コスト重視で最適化したいのか、多少の費用を払ってでもサポートを重視するのか、自分の考え方を整理したうえで判断することが大切でしょう。

柔軟な投資プランが立てにくい

ろうきんの積立NISAでは、積立額や銘柄の変更など、基本的な設定は行えますが、ネット証券ほど細かくカスタマイズできない場合があります。たとえば、毎月の積立に加えてボーナス時だけ増額したい、特定のファンドを一定期間だけ多めに買付したいといった、複雑なプランは組みにくいことがあります。

また、リアルタイムでのオンライン取引や、アプリ上でのシミュレーション機能なども、証券会社に比べるとシンプルなことが多いです。日々の基準価格の変動を見ながら細かく買付タイミングを調整したい人や、複数の口座を横断して資産運用を管理したい人には、物足りなさを感じるかもしれません。

さらに、NISA口座での取引と、他社の証券会社での一般口座や特定口座での株式投資を組み合わせるような、複雑な資産運用を考えている場合、金融機関を分けたほうが管理しやすいケースもあります。ろうきんの積立NISAは、あくまでシンプルに長期のつみたてを行うための口座として位置づけたほうが、使いやすいといえるでしょう。

このように、柔軟な投資プランを求める人にとっては、ろうきんの積立NISAは制約が多いと感じられる可能性があります。自分がどこまで細かい運用をしたいのか、事前にイメージしておくと、後悔を減らしやすくなります。

ろうきんの積立NISAがおすすめな人

ろうきんの積立NISAは、すべての人にとって最適というわけではありませんが、向いているタイプの人ははっきりしています。とくに、投資初心者で丁寧なサポートを求める人や、地元の金融機関との付き合いを大切にしたい人には、メリットが感じやすいでしょう。

また、少額からのつみたてを始めたいが、銘柄選びで迷いたくない人や、定期預金との併用で、貯蓄と投資をバランスよく進めたい人にも向きやすいです。ここでは、どのような人におすすめしやすいかを、具体的なイメージを交えて説明します。

投資初心者で丁寧なサポートを求めている人

投資が初めての人にとっては、NISAや投資信託という言葉自体が難しく感じられることも多いです。ネットで調べても専門用語が多く、自分のケースに当てはめて考えるのが難しいと感じる場面もあるでしょう。

そのようなとき、ろうきんのように対面で相談できる金融機関は心強い存在になります。店舗の窓口で、NISA制度の基本から、非課税投資枠の上限額、税金の扱い、リスクとリターンの関係などを、ゆっくり説明してもらえる可能性があります。

さらに、毎月いくらまでなら無理なく積立が続けられそうか、将来の生活や住まいの計画も含めて一緒に考えてもらえることもあります。こうした丁寧なサポートは、投資への不安を少しずつ和らげる効果が期待できます。

もちろん、担当者の説明がすべて正解とは限らないため、自分でも目論見書や交付書類を読み、理解を深める姿勢は必要です。それでも、最初の一歩を踏み出すときに、質問しやすい相手がいることは、初心者にとって大きな安心材料になるでしょう。

地元密着型の金融機関を信頼して利用したい人

長年、給与振込や住宅ローン、定期預金などでろうきんを利用してきた人にとっては、資産運用も同じ金融機関でまとめたいと考えることがあります。顔なじみの店舗や、相談しやすい担当者がいる場合、その安心感は大きいといえます。

地元密着型の金融機関を選ぶことで、万が一のときに相続や名義変更の手続きがしやすいという面もあります。資産が複数の証券会社や銀行に分散しすぎていると、家族が把握しづらくなることがありますが、ある程度まとめておくと管理しやすくなります。

また、地域のイベントやセミナーを通じて、NISAや資産形成に関する情報提供を行っているろうきんもあります。こうした場を活用しながら、少しずつ知識を増やしていきたい人にとって、地元の金融機関とのつながりは有益なものになるでしょう。

もちろん、地元だから必ずしも条件が良いとは限りませんが、信頼できる窓口が身近にあることを重視する人には、ろうきんの積立NISAは検討する価値がある選択肢といえます。

少額投資で始めたいが銘柄選びに迷いたくない人

「まずは毎月数千円から試してみたい」「銘柄を細かく比較する時間はない」という人にも、ろうきんの積立NISAは向きやすいです。取扱い商品が厳選されているため、投資信託のランキングや専門サイトを延々と見比べる必要が少なくなります。

店舗で相談しながら、自分のリスク許容度や投資期間に合わせて、インデックスファンドやバランス型ファンドを数本に絞り込むことができます。たとえば、全世界株式に投資するファンドを中心にしつつ、値動きの緩やかなバランスファンドを少し組み合わせるといった設計も考えやすくなります。

また、少額から始めることで、価格の変動に慣れながら、自分がどの程度の損失まで許容できるかを体感的に学べます。最初から大きな金額を動かさず、徐々に理解を深めたい人にとって、ろうきんのようなサポート重視の金融機関は安心感があるでしょう。

銘柄選びに時間や労力をかけるよりも、コツコツと積立を続けることに意識を向けたい人には、ろうきんの積立NISAのシンプルさがプラスに働く可能性があります。

定期預金と投資を併用したい人

すべての資金を投資に回すのは不安だけれど、預金だけでは将来が心配という人も多いと思います。そのような場合、ろうきんの定期預金と積立NISAを組み合わせる方法は、一つのバランスの取り方になります。

たとえば、生活防衛資金や近い将来に使う予定のお金はろうきんの預金口座や定期預金で保有し、10年以上先に使う予定の資金をNISA口座で投資信託に回すといった分け方が考えられます。ろうきんが行う金利優遇キャンペーンをうまく活用すれば、預金部分の利息も少し増やしやすくなります。

同じ金融機関の中で預金と投資を管理できるため、インターネットバンキングや通帳で、資産全体のバランスを把握しやすい点もメリットです。資金の出し入れや、積立額の変更も、口座間の移動で完結しやすくなります。

ただし、預金と投資の最適な比率は、年齢や家族構成、収入の安定度などによって異なります。ろうきんの窓口で相談しつつも、自分でも複数のケースをシミュレーションし、無理のない範囲で併用することが大切です。

ろうきんの積立NISAの運用開始までの手順

ろうきんで積立NISAを始めるには、専用のNISA口座を開設し、その後で投資信託の銘柄や毎月の積立金額を決める必要があります。手続き自体は難しくありませんが、いくつかのステップに分かれているため、流れを事前に把握しておくとスムーズです。

ここでは、口座開設と申込の流れ、積立設定の方法、そして運用前にシミュレーションで確認しておきたいポイントを順番に解説します。事前に準備しておく書類や、注意しておきたい点もあわせてイメージしておきましょう。

口座開設・申込の流れ

ろうきんで積立NISAを利用するには、まず総合口座や普通預金口座を持っているかどうかを確認します。まだ口座がない場合は、本人確認書類を用意して、新規に口座開設を行う必要があります。すでに預金口座を持っている人は、その口座をベースにNISA口座の申込が可能になることが多いです。

次に、積立NISA用のNISA口座の開設手続きを行います。店頭窓口で申込書を記入し、マイナンバー確認書類や本人確認書類を提出します。ろうきんが登録金融機関として税務署への確認手続きを行うため、口座開設が完了するまでには一定の時間がかかる点に注意が必要です。

このとき、すでに他社でNISA口座を開設している場合は、金融機関の変更や勘定の移管が必要になることがあります。一般NISAやつみたてNISAから、新しい制度への切り替えを行う時期によっても手続きが変わる可能性があるため、ろうきんの窓口で最新の案内を確認すると安心です。

NISA口座の開設が税務署の確認を経て完了すると、ろうきんから通知書や案内が届きます。その後、対象商品となる投資信託の中からファンドを選び、積立申込書やインターネットバンキングを通じて、具体的な積立設定へと進んでいく流れになります。

積立設定の方法

ろうきんでNISA口座の開設が完了したら、次は実際の積立設定を行います。まず、ろうきんが取り扱う投資信託の一覧から、NISAの対象商品となるファンドを確認します。店頭でパンフレットや目論見書を受け取り、リスクや信託報酬、分配金の方針などをチェックしましょう。

そのうえで、毎月いくら積み立てるか、どの日に買付を行うかを決めます。一般的には、給与の振込日や引落し日から逆算して、資金に余裕があるタイミングを選ぶと、残高不足の心配が減らせます。ろうきんによっては、ボーナス月だけ増額設定ができる場合もあるため、必要に応じて確認しておくとよいでしょう。

積立設定は、店頭窓口で申込書に記入する方法と、インターネットバンキングからオンラインで設定する方法があります。オンラインでの設定が可能な場合、積立金額の変更や一時停止、再開なども、Web上で手続きできることが多く、忙しい人にとって便利です。

設定後は、通帳やWeb明細で、毎月の買付が予定どおり行われているかを確認します。価格が変動するため、購入できる口数は月ごとに異なりますが、長期の積立では「価格が高いときは少なく、安いときは多く買う」仕組みになるため、時間分散の効果が期待できます。

シミュレーションで確認すべき項目

積立NISAを始める前に、ろうきんの店頭やWebサイトで提供されているシミュレーションツールを活用して、将来のイメージをつかんでおくことは大切です。シミュレーションでは、毎月の積立金額、想定する利回り、運用期間を入力して、資産がどの程度に増える可能性があるかを試算します。

このとき、1つの利回りだけでなく、保守的なケースとやや高めのケースなど、複数のパターンで確認しておくと、良い時と悪い時の幅をイメージしやすくなります。実際の運用成績は将来の市場環境に左右されるため、シミュレーションどおりになるとは限らない点も理解しておきましょう。

また、シミュレーションでは、将来の積立停止や、一部売却のタイミングも考えておくと現実的です。たとえば、子どもの進学や住まいの購入など、大きな支出が予想される時期に、どの程度の資産が積み上がっていてほしいかを逆算してみると、毎月の積立額の目安が見えてきます。

さらに、預金とのバランスも含めてシミュレーションすることで、生活費の出し入れに支障が出ない範囲での投資額を探ることができます。ろうきんの担当者と一緒に画面を見ながら検討するのも一案ですし、自宅でじっくり試算してから相談に行く方法も考えられます。

ろうきんの積立NISAのリスク管理とポートフォリオ設計

積立NISAは、長期の資産形成に向いた制度ですが、元本が保証されているわけではありません。投資信託を通じて株式などに投資するため、価格が下がるリスクも常に存在します。ろうきんで積立NISAを利用する場合も、この前提をしっかり理解しておくことが重要です。

ここでは、リスクの基本的な考え方や、銘柄選定の基準、そしてオルカン中心やバランス型、個別株併用といったポートフォリオの違いを整理します。自分に合った組み合わせを考えるうえでの参考にしてみてください。

リスクの種類と長期積立の考え方

投資信託を利用したNISAでは、主に価格変動リスクと為替リスクが問題になります。株式や債券の価格は、経済状況や企業の業績、金利の動きなどによって日々変動します。外国株式や先進国の資産に投資するファンドでは、円と外国通貨の為替レートの変動も、基準価格に影響を与えます。

短期的には、世界的な不安や景気後退のニュースで、資産価格が大きく下がることもあります。しかし、長期の積立では、価格が下がったときにも毎月同じ金額で買い続けることで、安い価格で多くの口数を購入できるという効果が期待されます。時間をかけて平均購入単価をならすことで、リスクを一定程度抑える考え方です。

ただし、長期であれば必ず増えるという保証はありません。運用期間の途中で大きな下落に見舞われる可能性もあるため、生活費や近い将来使う予定のお金は、預金などの安全性が高い資産に置いておくことが大切です。NISA口座では、あくまで長期的に使う予定のない資金を中心に運用することが基本といえます。

自分がどの程度の損失まで許容できるか、また、何年くらい資金を寝かせておけるかを考えたうえで、ろうきんの窓口で相談したり、シミュレーションを行ったりすると、より現実的な長期積立のイメージが持てるでしょう。

銘柄選定の基準

ろうきんで積立NISAを利用する際、投資信託の銘柄選びでは、いくつかのポイントを押さえておくと判断しやすくなります。まず確認したいのは、ファンドの投資対象です。国内株式中心なのか、外国株式や先進国株式を含むのか、債券や不動産も組み入れるバランス型なのかを見ておきます。

次に、信託報酬などのコスト面です。同じような投資対象でも、ファンドによって年率のコストは異なります。長期の資産形成では、できるだけ低コストのインデックスファンドを選ぶことが、一般的には効率的とされています。ただし、ろうきんのラインナップでは、ネット証券ほど低コストな商品がない場合もあるため、可能な範囲で比較することが大切です。

運用実績や純資産残高も、参考情報としてチェックしておきたい項目です。過去の成績が良いからといって将来も同じとは限りませんが、極端に規模の小さいファンドや、短期間で大きく方針が変わっているファンドには注意が必要です。目論見書や運用報告書を通じて、運用方針が自分の考え方と合っているかを確認しましょう。

ろうきんの窓口でおすすめされたファンドであっても、その場で即決せず、一度持ち帰って内容を読み込む姿勢が大切です。分からない点があれば、次回の相談時に質問したり、他社の同種ファンドと比較したりしながら、自分なりの基準を持って銘柄選定を行うとよいでしょう。

オルカン中心・バランス型・個別株併用の比較

ポートフォリオ設計を考える際、よく話題に上がるのが「オルカン」と呼ばれる全世界株式インデックスファンドを中心にする方法です。世界中の株式に分散投資することで、特定の国や地域に偏らないようにする考え方で、長期の資産形成の一つの選択肢として注目されています。

オルカン中心の運用は、シンプルで分かりやすく、世界経済全体の成長を取り込みたい人に向いています。一方で、株式に比重が偏るため、価格変動はそれなりに大きくなります。値動きのブレをもう少し抑えたい場合は、株式と債券を組み合わせたバランス型ファンドを活用する方法もあります。

バランス型は、1本の投資信託の中で資産を分散してくれるため、初心者にも扱いやすい反面、自分で細かく配分を調整することは難しくなります。また、ろうきんでの取扱い状況によっては、希望する割合にぴったり合う商品がないことも考えられます。

個別株を併用する方法は、より高いリターンを狙える可能性がある一方で、リスク管理や銘柄分析の負担が大きくなります。NISA口座で個別株を扱う場合は、ネット証券など別の証券会社を利用するケースも多く、ろうきんの積立NISAとは役割を分けて考える人もいます。それぞれの方法に一長一短があるため、自分の知識や時間、リスク許容度に合わせて選ぶことが重要です。

まとめ

ろうきんの積立NISAは、地域密着の金融機関ならではの安心感と、対面での丁寧なサポートが魅力です。一方で、投資信託のラインナップが絞られており、信託報酬がネット証券の低コストファンドより高めになるケースもあるため、コスト重視の人には物足りない面もあります。

投資初心者で、制度やリスクを対面で確認しながら少額から始めたい人や、預金と投資を同じ金融機関で管理したい人には、ろうきんの積立NISAは検討に値する選択肢といえるでしょう。逆に、銘柄選びを徹底的に最適化したい人や、細かな運用のカスタマイズを求める人は、ネット証券との比較が欠かせません。

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田中 壮のアバター 田中 壮 株式会社TFPグループ代表取締役

2009年、株式会社STEPに入社し、システム開発を担当。市川市消防局でのレスキュー隊の経験を経て、2013年にプルデンシャル生命保険株式会社に入社し保険業界へ。2014年には個人保険販売ランキングで全社営業マン約4,000人中4位となり、2015年に営業所長に就任。その後、保険代理店(株式会社イコールワン)を共同創業。2018年に株式会社TFPグループを設立し、代表取締役に就任。自身はMDRT(生命保険・金融サービスの専門家が所属するグローバル組織)2024年度TOT(トップ・オブ・テーブル/最上級の資格)基準を達成。

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