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「家計の管理を正確にしたいけどどうしたらいいかわからない」
「長い目で見た資産管理がしたい」
そんな悩みをお持ちではありませんか。
家計管理に家計簿をつける方は多いですが、ノートに手書きでつけるのは面倒で長続きしません。継続的に資産管理をしたい場合は、別の方法が必要です。そんなあなたのために、この記事でご紹介するのが「バランスシート」です。
一般的には企業の財務諸表に使われるバランスシートですが、企業だけではなく家計にもあてはまります。この記事では、バランスシートの初歩的な説明から、家計でできる便利なバランスシートのツールまで幅広くご紹介します。
なお家計管理におすすめの無料アプリはマネーフォワードMEです。マネーフォワードMEなら銀行口座とクレジットカード連携で収入と支出が自動で見える化できます。マネーフォワードMEは無料なので、家計を改善したいあなたは以下のボタンよりダウンロードしましょう。
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目次
バランスシートとは、企業の資産と負債をまとめた財務諸表を指し、「貸借対照表」とも呼ばれます。資産と負債のバランスがひとめで見れることからバランスシートと呼ばれています。
バランスシートは企業だけでなく、個人の家計でも利用する価値があります。
家計でのバランスシート作成の紹介にはいる前に、まずはバランスシートの基礎知識を身につけましょう。用語や見方を理解することで、家計管理にも簡単に応用ができるようになります。
バランスシートでは以下の要素が把握できます。
資産とは、現金および現金に換えることのできるプラス財産を指します。負債とは、今後の支払いをしなければいけないマイナスの財産になります。また、純資産は資産-負債を指します。例えば、資産-負債がプラスの金額になるのは、予定している支払いをすべて返済したのちに、財産が残る状態です。
家計でいうと、純資産が大きければ大きいほど、家計は余裕があることになります。
バランスシートの構成要素は、資産・負債・純資産です。そして、純資産を見れば家計の財務状況がわかるようになっています。
純資産がマイナスであれば、資産が多くても負債が返済できない状態にあるということです。純資産がプラスであれば、資金的には家計が安定していると評価できます。プラスであることがわかれば、純資産からいくらを投資に回せるかの判断の一助にもなります。
これまでバランスシートの基礎的な説明をしてきました。以下では、実際にバランスシートを作る際の手順をお伝えします。家計のバランスシートも、構成要素は資産、負債、純資産の3つで、この順番で作成していくとわかりやすいです。
バランスシートは左右に分けて記載し、左側に資産、右側に負債、右と左の差分を埋める部分が純資産になります。書き漏れがあると正確に家計の管理ができないので、ゆっくりと時間を取って書き出しましょう。
資産には、現金・預金・持ち家・不動産・保険・株などがあります。まずは抜け漏れがないようにあなたがもっている資産をリストアップしてみましょう。並べる際は、現金化しやすいものから並べるとわかりやすいです。大きくは、1年以内に現金化する「流動資産」と現金化に1年以上かかる「固定資産」があります。資産の種類が多い場合は、2種類に分けてまとめましょう。
この際、資産は購入時ではなく、現時点での価値を記入すべき点に注意しましょう。住宅や自動車など資産価値は年々変動するもの。資産の価値を改めて見直し、地価などがもし上がっていれば、現金化するなどの判断もできます。
同様に、負債も書き出していきましょう。負債の例としては、住宅ローンや教育ローン、自動車ローンなどがあります。こちらも、漏れがないように書き出し、書き出す順番は返済期限が早い順に並べるとわかりやすいです。特に奨学金は、受け取っている間は資産に含めてしまいがちですが、返済義務がある場合は負債であることに変わりありません。
1年以内に返済予定の「流動負債」、返済までに1年以上の期間がかかる「固定負債」の2つがあります。1年というのはあくまでも、区切りの目安なのでご自身で管理のしやすい方法にアレンジしてみてください。
純資産は、資産と負債の差額になります。プラスであれば、家計に余裕があることになりますし、マイナスであれば実質借金をしている状態です。
現在の家計の状態を確認することで、今後の家計管理に役立てることができます。純資産が本当の意味での資産ですから、推移を記録していくことで家計の見直しをしていきましょう。大切な計算なので、計算間違いがないかどうかなど何度か計算をし直してみましょう。
次に、バランスシートを作るのにおすすめのツールをご紹介します。バランスシートは手書きでも作成できますが、項目が多くなり計算が複雑になれば、ツールの使用がおすすめです。
家計のバランスシートが誰でも簡単に作れる3つのツールは以下の通りです。
これらはスマホやパソコンでできるツールばかりです。家計管理がスムーズで簡単にできるのであなたにあったものを見つけてください。
MoneyForward MEは株式会社マネーフォワードが運営する家計や資産など個人のお金をいつでもどこでもリアルタイムに見れて課題解決を目指すサービスです。また家計簿・資産管理のアプリの中でNo.1の利用率を誇ります。(調査委託先調べ)以下にMoney Forward MEの特徴をまとめました。
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日本FP協会とは一般市民に向けて広くファイナンシャル・プランニング(FP)の啓発と普及を働きかけ、ファイナンシャル・プランナーの養成・認証を目的とした特定非営利活動法人(NPO法人)です。
日本FP協会のホームページでPDF版もしくはExcel版のバランスシートがダウンロードできます。以下にそれぞれのバランスシートを貼り付けておくのでダウンロードしてみてください。
Excel版:https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/files/3_balancesheet.xls
PDF版:https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/files/3_balancesheet.pdf
家計のバランスシートを書き出すことで家計の健全度がわかります。ダウロードしたシートをもとに現状のあなたの家計は対策が必要なのか見極めてみましょう。
Excelはパソコンさえ持っていれば使うことができるソフトウェアなので、多くの方がバランスシートを自作することができます。また一度作ったバランスシートはコピーして数値を変更するだけでいつまでも使用可能です。しかし、バランスシートを自作するとなると現金や預り金、借入金、資本金など一般素人にはわからない用語が出てきたり表を作るのに時間がかかってしまいます。
そこで「エクセル バランスシート」などの用語で検索するとテンプレートが用意されているのでダウンロードしましょう。Excelでバランスシートを作ることが目的ではなく、バランスシートで家計管理することが目的なので無駄な時間は排除することが大切です。Excelが入っているパソコンを持っていれば、無料で簡単に家計管理ができるので試してみてください。
これまではバランスシートの作成方法や便利なツールをお伝えしました。正確に数字を入力したり、負担にならないように習慣化することは大事なことです。
その次に大切なのは、入力した数字がなにを意味するのかを読みとることです。現状を理解した上で、これからの将来に活かすためにはどのようにバランスシートを読み解いたらいいのか、最後はその点についてお伝えします。
純資産がマイナスになっていないかを定期的に確認しましょう。家計が回っていても、純資産がマイナスであれば将来、お金で困る可能性が高くなります。その場合は貯金にお金を回すことが重要です。毎月いくらくらいの貯金をする、と決めて支出を抑えるなどしましょう。
貯金が問題なくおこなえる目処がたったら、ローンを早めに返済しておくこともおすすめです。分割すると1ヶ月の負担は減りますが、金利が高ければ総額で支払う返済額は高くなります。
このような判断をするためにも、まずはバランスシートの純資産は要チェックです。
自己資本比率というと難しく聞こえますが、定義は自己資本比率=純資産÷資産です。会社の運営でも使われるこの指標は、企業の財務状況が健全かどうかを判断する指標です。自己資本比率が高いということは負債が少ないことを意味します。負債が少ないということは、お金を借りずに安定した家計管理がおこなえている証拠ともいえます。
バランスシートを作成したときは、純資産がプラスかマイナスかという点と合わせて、自己資本比率も算出してみましょう。
これまで、バランスシートの基礎知識から、家計への活用法や便利なツール、作成したシートの家計への活かし方を紹介しました。バランスシートに少し難しい印象や記録をつけることへの心理的なハードルを感じている人もいるかと思います。
ただ、ご紹介したように、現在は簡単に家計管理がおこなえるように様々なツールが開発されています。また、作成したバランスシートも見るべきポイントもシンプルです。現状を理解することで、より未来に向けて積極的な資産形成がおこなえます。
この記事を参考にバランスシートを使った家計管理に一歩踏み出し、現在の家計の状況を見える化してみましょう。
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高柳政道
CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
静岡県出身。小売業やメーカー営業を経験後にライターへ転身。 FP資格を活かして執筆業務を行う。 得意分野は「株式投資」「保険」「クレジットカード」「カードローン」など。 保有資格は「CFP」「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」。
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